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委員長挨拶

 このたび構造工学委員会委員長に就任いたしました.岩城と申します.

 構造工学委員会は,1953年に国際構造工学会(IABSE)への対応委員会として設置された橋梁構造委員会に端を発し,1971年に現在の鋼構造委員会と機能を二分する形で構造工学委員会へ改組され今日に至っています.初代の委員長は平井敦先生で,私が25代目となり,創立50周年を迎えたことになります.この間,高度経済成長期における社会インフラの集中整備,80年代から90年代に至る世界に冠たる長大橋の建設ラッシュ,2000年代から2010年代の成熟社会を経て,現在は人口減少・少子高齢化社会の下,社会インフラの老朽化や自然災害の激甚化,さらにはコロナ禍といったこれまで経験したことのない難しい局面でのかじ取りが求められています.

 このような激動の時代にあって,構造工学委員長として何ができるか,私なりに考え,以下の4つを柱とする運営方針を掲げたいと思っています.

  1. 月並みではありますが,構造工学委員会内に設置されている多様かつ特色ある小委員会活動の活性化です.構造工学委員会は,鋼やコンクリート,複合構造といった分野の異なる専門家集団で構成されており,個性豊かな人材による活発な議論や活動の上に成り立っているため,各委員会のパフォーマンスの集積が親委員会の全体最適を生むものと確信しています.
  2. 土木構造物共通示方書の改訂作業と2023年春の発刊です.ここ数年,中村光元構造工学委員会委員長のご尽力のおかげで,土木構造物共通示方書の意義が構造系研究者・技術者の間で理解されるようになり,ようやくアンブレラコードを志向した改訂がなされる準備が整いました.今回はコンクリート標準示方書も2023年春の改訂を目指していることから,2つの示方書の位置づけや役割を意識しながらの改訂となります.これから2年間,構造工学委員会の粋を結集し,他の構造系委員会との連携を図りながら「共通示方書」の名にふさわしい改訂がなされるよう尽力する所存です.
  3. 構造工学委員会に新たな風を吹かせるべく,異業種からの委託研究を受け入れ,異分野交流を図ります.我が国を代表する総合商社などと連携し,彼らの得意とするビジネスセンス,物流・人流に,我々の本質である社会インフラの性能評価に基づくライフサイクルマネジメントを組み込むことで,社会インフラの保全と防災,さらには安全・安心なまちづくり・地域づくりを実現するための方法論を究明し,国際展開へとつなげていきたいと考えています.
  4. ウィズ/ポストコロナにおける,オンラインセミナーと動画による教育教材の積極的な展開です.昨年度はコロナ禍での学会運営のあり方を模索してまいりましたが,その中で,オンラインセミナーの威力をまざまざと見せつけられました.例えば,「橋梁メンテナンスのための構造工学入門」セミナーをオンラインで開催したところ,これまで学会に来ることが難しく聴講できなかった地方の自治体職員や地元建設業の方々が積極的に参加してくれるようになり,2000名もの参加者を集めることができました.このようなオンラインセミナーのノウハウは構造工学委員会の財産であり,今年度も積極的に活用してきたいとと考えています.さらに,構造工学委員会内には継続教育,国際教育,次世代教育の3つの教育委員会が設置されていますが,これらの教育教材に動画を導入することで,国内のみならず海外の研究者・技術者にも積極的に配信し,我が国の構造工学技術レベルの高さをアピールしたいと考えています.

 このような方針を立てて,本間淳史副委員長,松村政秀幹事長とともに精力的な委員会運営を進めてまいる所存ですが,そのためには構造工学委員会運営幹事および委員,そして構造工学委員会の活動に携わる全ての研究者・技術者のご理解とご協力が不可欠です.10年後の土木学会の姿をバックキャスティングした構想の下,今の時代に合った委員会運営に心掛け,尽力する所存でおりますので皆様方のご支援,ご協力の程,何卒よろしくお願い申し上げます.

 

構造工学委員会委員長

岩城 一郎

 

 

構造工学委員会の歴代委員長(2021年6月更新)

  在任期間 名前
初代 1971年(昭和46年)~1972年(昭和47年) 平井 敦
第2代 1973年(昭和48年)~1974年(昭和49年) 國分 正胤
第3代 1975年(昭和50年)~1976年(昭和51年) 奥村 敏恵
第4代 1977年(昭和52年)~1980年(昭和55年) 村上 永一
第5代 1981年(昭和56年)~1982年(昭和57年) 上前 行孝
第6代 1983年(昭和58年)~1984年(昭和59年) 伊藤 学
第7代 1985年(昭和60年)~1986年(昭和59年) 百島 祐信
第8代 1987年(昭和62年)~1988年(昭和59年) 阿部 英彦
第9代 1989年(平成元年)~1990年(平成2年) 尾坂 芳夫
第10代 1991年(平成3年)~1992年(平成4年) 西野 文雄
第11代 1993年(平成5年)~1994年(平成6年) 角田 與史雄
第12代 1995年(平成7年)~1996年(平成8年) 渡邊 英一
第13代 1997年(平成9年)~1998年(平成10年) 田辺 忠顕
第14代 1999年(平成11年)~2000年(平成12年) 園田 恵一郎
第15代 2001年(平成13年)~2002年(平成14年) 三浦 尚
第16代 2003年(平成15年)~2004年(平成16年) 藤野 陽三
第17代 2005年(平成17年)~2006年(平成18年) 石橋 忠良
第18代 2007年(平成19年)~2008年(平成20年) 古田 均
第19代 2009年(平成21年)~2010年(平成22年) 鈴木 基行
第20代 2011年(平成23年)~2012年(平成24年) 日野 伸一
第21代 2013年(平成25年)~2014年(平成26年) 睦好 宏史
第22代 2015年(平成27年)~2016年(平成28年) 白土 博通
第23代 2017年(平成29年)~2018年(平成31年) 中村 光
第24代 2019年(令和元年)~2020年(令和2年) 勝地 弘

 

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