20210628:8:30に参加申込者および参加申込担当者宛にVimeo視聴パスワードをメール配信させていただきました
20210625:資料ダウンロードバスワード等は6月22日付でメール配信させていただきました。
Vimeo視聴パスワードは「6月28日8:30~8:59」にメール配信させていただきます
20210621:「実務に役に立つ耐震設計入門」は6月21日14:30より下記URLより再販開始になりました。
土木学会刊行物販売ページ:https://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=2507
土木学会地震工学委員会の地震防災技術普及小委員会では「阪神・淡路大震災の教訓」を活かして,わが国の耐震防災に関する技術水準を高めていくために,耐震の専門家だけでなく,第一線で活躍される設計実務者にも広く地震防災技術を普及することが急務であると考えております.その一環として,比較的経験の少ない技術者を対象に,耐震設計技術の体系的かつ本質的な理解を目指したセミナーを企画し,平成10年度より開催して多数の参加をいただいております.
平成19年度より従来の2日間のセミナーを前半と後半の1日ずつに分け,受講者の耐震設計技術の習熟度に応じ,より理解を深めていただく方式に変更しております.
(1)前半(基礎編)
・耐震設計の変遷,位置付けなどの概要の理解
・ものの揺れ方,動的解析,地盤震動などの耐震設計に関わる基本事項の理解
(2)後半(実践編)
・設計地震動,地盤~構造物の相互作用などの設計実務に関わる知識の理解
・地上,地上の代表的な土木構造物の耐震設計法の理解
講師は大学,コンサルタント,建設会社の第一線で活躍されている方々で,若手技術者の先輩に当たる陣容を予定しております.2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震、さらに東海,東南海,南海地震などの巨大地震,また首都直下地震の切迫性も指摘され,これに対する対策検討も進められています.このような現状を踏まえ,地震災害の軽減にむけて,道路・鉄道・地下鉄・港湾施設などの土木構造物や上下水道,電力,ガスなどライフラインの設計に携わる技術者各位の積極的な参加を期待しております.ふるってご応募下さいますようご案内いたします.
従来、「セミナー」形式としましたが、感染症予防の観点から,Web(Vimeoによる映像配信)での開催となりました.
記
1.主催------------土木学会(担当:地震工学委員会地震防災技術普及小委員会)
2.日時------------6月28日(月) (9:00~配信予定:映像配信時間390分)
6月28日(月)9時~7月5日(月)9時までの間、自由に視聴していただけます)
3.方式------------ Vimeoによる映像配信
※Web配信はVimeo(https://vimeo.com)にて行います。申し込み前に接続の確認をお願いいたします。
※Vimeoによる映像配信となりますので、リアルタイムでの質疑等には対応できません。Webによるアンケートを行いますので、記入をお願いします。予めご了承ください。
※CPDの申請についても、アンケートと同様に申請用Webに必要事項を入力し、申請願います。
4.内容および予定講師-------耐震設計の基礎知識となる以下の項目
資料一式ダウンロード
(1)耐震設計の体系および基準変遷 :木全宏之(高圧ガス保安協会)
(2)ものの揺れ方 :坂井公俊(鉄道総合技術研究所)
(3)土木構造物の耐震設計の基礎知識 :青地知也(開発工営社)
(4)地盤の動的性質と地盤震動 :福武毅芳(清水建設)
(5)地盤時の地盤応答と応答解析の基礎知識 :眞野基大(エイト日本技術開発)
(2020年に実施したWEB講習会と同様のものとなります。)
なお,本セミナーの内容を発展させた実践編のプログラムは以下のとおりです.
(1)地震動の特性と設計地震動の評価,(2)地盤の液状化・側方流動の評価・設計法,(3)地中構造物の耐震設計法,
(4)地上構造物の耐震設計法,(5)基礎の耐震設計法,(6)耐震診断・耐震補強
5.定員---------200名
6.参加費------正会員 7,000円 非会員 9,000円 学生会員 2,000円(テキスト代は含まない)
7.申込方法---http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
開催日が近づきましたら「配信用HPアドレス・パスワード」をお送りいたします.
8.申込締切日---6月20日(日)(必着)
*申し込みに関してお願い
1.申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.
2.申込後,やむを得ずキャンセルをされる場合は,必ず開催日の5日前(土・日・祝祭日を含まず)までに研究事業課宛ご連絡ください.
ご連絡がない場合は,参加費を徴収させて頂きますので予めご了承ください.
3.申込をされる前にご送金頂くことはトラブルの原因となりますので固くお断り致します.
9.テキスト-----「実務に役に立つ耐震設計入門」丸善、(通常販売価格:3,400円+税)を事前に購入下さい。
6月21日14:30から下記URLより再販開始になりました。
(丸善に在庫ある旨の記載がございますが、在庫なしの誤記になります)
土木学会刊行物販売ページ:https://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=2507
10.問合先-----(公社)土木学会研究事業課 小川祐司
TEL 03-3355-3559 E-mail:ogawa@jsce.or.jp
11.講習時の質問に対する回答
【質問①】震度法についての説明(スライドp.25)で、「静的問題だから安全側」というのがよくわかりませんでした。動的問題とするよりも安全側になるのですか。福武様へ:粘土の応力ひずみ関係(スライドp.52)で、正のせん断ひずみは増えず、負のせん断ひずみは増えていっている(グラフの形が左右対称ではない)のは何故ですか。眞野様へ:解析結果のうち、最大せん断ひずみの分布図で、地表面で0%となるのは何故ですか。不勉強からくる質問で申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願い致します。
【回答①】ご察しの通り、解析自体は図-5.5.21に示すモデル(モデル幅850m)で実施しております。解析モデルは左右対称形であり、基本的には左右で同様の応答が生じる結果が得られているため、図-5.5.22では右半分の応答値に着目した形で作図しております。
【質問②】書籍耐震設計入門のp154の図5.5.22の結果図は右半分の図になっていますが解析はp153の図5.5.21のモデル図のように全体をモデル化されたのでしょうか。
【回答②】ご説明したとおり、震度法は本来の動的問題(振動方程式)において、減衰項を無視し、慣性力を設計水平震度khを定義し一定の静的外力に置き換え、静的問題(時間項無視)として扱っています。時々刻々、大小変化する慣性力、すなわち加速度に対して、khは最大加速度に対応して定義されることを念頭に、加速度(慣性力)が時々刻々変化せず、最大加速度が静的に作用し続けるといった考えから、「静的問題だから安全側」とご説明した次第です。減衰項も時間依存ですが、減衰項を無視することも静的問題として扱うことになります。