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論説委員 島谷 幸宏 九州大学
東日本大震災や北部九州豪雨など、近年大規模な災害が頻発しており、社会資本整備の防災的な側面が強調されている。一方、災害後、防災とともに環境保全を望む住民も多く存在し、防災面のみを重視しがちな土木界の意識とのかい離が心配される。
本論では東日本大震災の復旧の現場での環境への配慮の努力などの例を引きながら、土木界に本当の意味での環境意識が定着することの必要性を述べる。
(2013年8月版)
第75回論説(2) 土木界が環境保全への関心を失くすことを恐れる
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