土木学会認定土木技術者資格は、国土交通省をはじめとして様々な機関・企業で活用されています!
このページでは、主な活用例をご紹介いたします。なお、内容の詳細及び最新情報は、各機関に確認ください。
■土木学会
土木学会「コンクリート標準示方書」において、責任技術者に必要な資格として特別上級土木技術者、上級土木技術者が、「鋼・合成構造標準示方書」において、技術者に必要な資格として土木学会認定土木技術者資格が挙げられています。
国土交通省では、公共工事の入札・契約業務のおける認定技術者の活用について、2007年12月に国土交通省の「発注者支援業務の契約方式の見直しについて」の中で、上級土木技術者、1級土木技術者が管理技術者の要件に追加されました。それを受けて、各地方整備局、一部の地方自治体や独立行政法人において、発注者支援業務における配置予定管理技術者として活躍の場が広がってきています。
また、国土交通省発注業務の入札(総合評価落札方式等)では、「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格」により、予定管理技術者の要件として「国土交通省登録技術者資格」が位置づけられており、又、技術力の評価において登録資格を有する技術者を配置している場合に加点評価されます。土木学会は、土木学会認定土木技術者資格の価値向上のため「国土交通省登録資格制度」への登録を順次進めています。2023年2月現在、74の資格が登録されています。
(国土交通省ページ)「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格について」
(土木学会ページ)「国土交通省登録資格制度への資格登録の取り組みを進めています!!」
■地方自治体及び独立行政法人
一部の地方自治体及び独立行政法人などでは、国土交通省と同様に、発注者支援業務における配置予定管理技術者として活躍しています。
※活用・導入の有無については、各自治体等にお問合せ下さい。
■高速道路会社(NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本)
NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の各高速道路会社では、管理員の資格要件として、土木学会の特別上級土木技術者、上級土木技術者、1級土木技術者、2級土木技術者が挙げられています。
(NEXCO東日本)「施工管理業務の業務改善に関する取組について」(PDF)及び「管理員の格及び資格要件等」(PDF)
(NEXCO中日本)「施工管理業務および調査等管理業務における若手管理員および共同事業体の積極的な活用」
(NEXCO西日本)「施工(調査等)管理員の資格要件について」
■民間企業
民間企業が公共工事の入札・契約業務の際に、国土交通省や地方自治体が管理技術者の要件として、上級土木技術者、1級土木技術者が配置予定管理技術者として認められることがあります。
また、民間企業の入社選考の際に、エントリーシート(入社申込書)に土木技術検定試験(2級土木技術者資格審査)の得点や資格の登録の有無の項目を設けて、選考の参考としているケースもあります。
(エントリーシートの例) エントリーシート(87KB) / エントリーシート (37KB)
※詳細及び最新情報は、各機関にご確認ください。