「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■上田次期会長とプロジェクト
上田次期会長
皆様ご存知のように上田多門教授は、国際センターの発足時より初代センター長として、長い間、当センターの活動を軌道に乗せ、活性化する日々に奔走しました。今もセンターの核メンバーとして変わらずに“飴と鞭”をもって指導しています。そして、本年度土木学会会長となる上田教授は、目下、会長ミッションの準備を進めています。
上田教授は、このミッションのキーワードに「国際化」を掲げ、日本の土木(人、技術)をグローバルにするために、「研究者」、「技術者」、「プロジェクト」のアプローチにて、活動を展開していきます。「研究者」のアプローチでは、研究者に対する評価の低下が見られる昨今、学術界のグローバル化をはかり復活を目指します。「技術者」のアプローチでは、国内の土木工学分野の規模縮小にともない国際的プレゼンスの低下が避けられない現状を改善するために、若手・中堅技術者を対象とする体験的研修をもって世界で活躍できる“土木技術者力”の向上を図ります。「プロジェクト」では、世界が認め選ぶプロジェクトの創成を目指します。
更ににもう一つ、上田教授は大きなミッションを持っております。それは、土木と建築の協働です(2021年11月、二学会間にて活動協力の覚書締結)。人が暮らす街・社会を形成するには、土木と建築は両者の差異を認識すると同時に、夫々の強みを活かす形で協働することは不可欠でしょう。協働により、日本国内外の日本の建設分野の地位低下への対策にもつながります。
■橋本勝文先生、情報グループに加わる!
橋本勝文 准教授(北海道大学大学院)
この度、北海学園大学 高橋良輔先生の後を引き継ぎ、北海道大学大学院 橋本勝文准教授が国際センター情報グループに参画くださることになりました。橋本先生は、コンクリート工学、非破壊検査工学を専門に研究活動を続けておられます。
また、これまでに北海道大学に加えて、京都大学や英国シェフィールド大学でも研鑽を積まれた国際派でもあります。ご経験や広い視野と朗らかなお人柄が相まってか、ユニークなお考えやアイディアをお持ちですので、教えていただくことがたくさんありそうです。橋本先生とともに情報グループは発信力を高めてまいります。「国際センター通信」や情報発信へのご希望やご提案がございましたら、いつでもお聞かせください。
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