「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■土木学会全国大会 国際関連行事 開催速報
国際センターでは、令和3年度土木学会全国大会開催期間中の9月8~10日に国際関連行事「国際ラウンドテーブルミーティング」および「第23回インターナショナルサマーシンポジウム&国際若手技術者ワークショップ」をオンライン開催した。国際ラウンドテーブルミーティングは9月8日16時~18時に開催し、「時代の変化とこれからのインフラ」と題し、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、ベトナムよりパネリストをお迎えした。講演者を含め231名、21ヵ国・地域からの参加があり、活発なディスカッションが行われた。
主に国内留学生を対象とした「第23回インターナショナルサマーシンポジウム&国際若手技術者ワークショップ」では、9月9~10日午前に年次講演会共通セッション内の一つとして、国際セッション(計: 6セッション)を開催し、41編の論文がオンライン発表された。全国大会では初となるリアルタイムでのオンライン発表では、活発な質疑応答が行われ、6セッションに合計152人の聴講者が参加し、議論を深めた。続いて、10日14時より国際若手技術者ワークショップを実施した。本ワークショップでは留学生および日本人学生14人が参加し、「未来社会のための土木分野AI活用」をテーマに議論が行われ、各グループから魅力的な活用アイデアの発表があった。
国際関連行事の詳細報告については、国際センター通信をご覧いただきたい。
※国際ラウンドテーブルミーティング録画:https://www.youtube.com/watch?v=0A5ScjsHwKo
■TC21 研究討論会でセッションを開催
アジア土木学協会連合協議会(ACECC)の21番目の技術委員会であるTC21は、令和3年度土木学会全国大会 研究討論会にて「災害レジリエンスの構築に向けた分野・部門間協働や意思決定に対し、COVID-19はどのような影響を与えたか?」と題し、オンラインセッションを開催した。本セッションでは、ACECC加盟国・地域から5か国(日本・インド・マレーシア・ニュージーランド・ネパール)のパネリストを迎え、各国・地域の新型コロナウイルス対応の状況、そしてコロナ禍における土木・防災分野での具体的な取り組み、最新の災害対応・防災対応の事例についてご紹介いただいた。日本・海外より約70人の聴講があり、意見交換が行われた。
本セッションの講演資料および講演録画は HP(https://committees.jsce.or.jp/acecc02/node/24)に掲載している。是非ご覧いただきい。
石渡 幹夫 座長(TC21 共同議長)と各国・地域のパネリスト
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