「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■日米合同シンポジウム「インフラ・レジリエンスのための評価・管理・ガバナンス」 オンライン開催
当会と米国土木学会インフラ・レジリエンス部門(ASCE IRD)の協力にて、シンポジウム「インフラ・レジリエンスのための評価・管理・ガバナンス」を4月14日(水)、16日(金)、28日(水)、30日(金)の4日間にわたりオンライン開催した。初回を「インフラ・レジリエンに関するシンポジウム」と題し、2019年5月22、23日に両学会の研究者や実務者が土木会館に参集して初めてインフラ・レジリエンスのフレームワークの概念を紹介し、インフラ・レジリエンスの重要性を議論した。両学会はフレームワークの周知と実務適用を目指し共同研究を続け、マニュアルの作成も手掛けている。
今回のシンポジウムでは、再度フレームワークの概念を説明し、近年、甚大化する自然災害によるリスクを軽減し、コミュニティーの存続と発展、福祉を確保する上で、いかにレジリエンスの強化・向上が必要であるかを多角的に議論した。
コミュニティーの福祉を確保するためのインフラのレジリエンス強化・向上は、土木技術者にとって常に課題であり挑戦である。当会とは、引き続き課題に取り組みながら新たなアプローチや技術を検討していく。
シンポジウムのプレゼンテーション動画、ライブディスカッション録画はHP( https://www.infraresil.jp/event/01/ )で視聴可能である。ぜひ視聴いただきたい。
■Salon for International Students and Engineers in Japan を開催!
6月2日(水)に外国人技術者ワーキンググループ(以下WG)が主体となり、「Salon for International Students and Engineers in Japan」をオンライン開催した。留学生、日本企業の方他約54名が集まり、ディスカッションを楽しんだ。
WGは、COVID-19感染拡大時に始動し、オンラインにてミーティングを行い、Slackにて日常のコミュニケーションを継続している。まだ直接会うことはできないが、外国人技術者が日本の職場や生活でぶつかる課題やニーズを掘り起こし、解決に取り組んでいる。今回のサロンは、そのような中から生まれた企画である。日本で就職を希望する留学生と日本企業の夫々が持つインターンシップ像、希望や要望を共有しつつ、双方にとって好ましいインターンシップの形を議論した。サロン後、企業と留学生の両者でインターンシップを考えることができた、日本のインターンシップの現状を知る機会になった等のありがたい声をいただいた。WGは、今後も両者間をブリッジする活動を考えていく。ぜひ応援いただきたい。
和気あいあいとディスカッション
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