開催日:2022 年 11 月 28 日(月)
報告会参加申込締切:2022 年 11 月 14 日(月)⇒対面参加のみ11月18日(金)まで延期をいたしました。
行事コード:2222051(会場参加),2222052(オンライン参加)
行事略称:362報告会シンポ
コンクリート委員会「コンクリート中への水分浸透評価とその活用に関する研究小委員会(362 委員会,委員長:岸 利治 東京大学教授)」では,コンクリート構造物への水の影響を体系化することでコンクリート構造物の耐久性確保・向上に繋げることを目指し,コンクリートへの水分浸透メカニズムの解明と鋼材腐食への水の影響,水分浸透の照査方法ならびに試験方法,水の作用に着目した維持管理などに関する最新の知見を調査し,研究活動を進めてまいりました.
このたび,2.5 年間にわたる調査研究活動の成果を周知するとともに,関連する知見や情報をご講演いただくシンポジウムを開催することにいたしました.ふるってご参加いただきますよう,よろしくお願い申し上げます.
1.主な内容
【委員会活動報告】
○水分浸透メカニズムおよび鋼材腐食に関する検討
水分浸透や鋼材腐食に及ぼす水の影響等に関する検討結果について報告します.水分浸透については,実験データおよび解析モデルを整理した結果,事前乾燥や混和材の使用による影響,水和物の変化等を対象としています.鋼材腐食については,腐食の進行を律速する酸素と水分状態,不働態被膜の取扱い,鋼材の腐食評価等を対象としています.
○照査方法に関する検討
コンクリート標準示方書[設計編]に導入された照査方法の精度向上や適用範囲拡大に繋げるための検討結果について報告します.実構造物の調査結果を通じた照査式の検証,中性化の影響を考慮した照査式(案)の提示,照査式への水掛かりや表層品質の影響の導入に向けた検討,鋼材深さの限界値に関する検討,解析による照査の可能性についての検討,中性化,塩害,水分浸透の複合作用が鋼材腐食に与える影響等を対象としています.
○試験方法に関する検討
土木学会規準として導入された試験方法の精度向上や適用範囲拡大に繋げるための検討結果について報告します.特性値取得の試験方法に関して,水頭や吸水方向の影響,端面切断に関する検討,土木学会規準JSCE-G 582-2018の試験結果に対する変動要因,構造物の維持管理段階で用いる場合の課題や対応等を対象としています.
○維持管理への活用に関する検討
水分浸透評価の維持管理への適用に繋げるための検討結果について報告します.既設構造物における水分挙動と中性化および鋼材腐食との関係,水に着目した維持管理,劣化モデルによる試算等を対象としています.なお,既設構造物における水分挙動と中性化および鋼材腐食との関係では,文献調査結果に加えて構造物の現地調査結果についても報告します.
【シンポジウム】
シンポジウムでは,依頼講演1件と論文発表4件を行います.依頼講演の内容は以下の通りです.
「マルチスケールモデルによる水分浸透と中性化進行に伴う鋼材腐食解析」
東京大学 石田 哲也 教授
2.成果報告会およびシンポジウムへの参加募集について
(1) 主 催:土木学会(担当:コンクリート委員会 362 委員会)
(2) 日 時:2022 年 11 月 28日(月),10:00~17:00(予定)
開会 10:00
開会の挨拶(岸委員長) 10:00~10:10
報告会およびシンポジウムの進め方 10:10~10:15
委員会の成果報告(午前の部) 10:15~12:15
(休憩) 12:15~13:15
委員会の成果報告(午後の部) 13:15~14:25
(休憩) 14:25~14:40
依頼講演 14:40~15:15
(休憩) 15:15~15:30
シンポジウム論文発表 15:30~16:50
閉会の挨拶(石田副委員長) 16:50~17:00
閉会 17:00
※都合により,開催時間およびプログラムを変更することがあります.
(3) 方 法: 会場参加:東京大学生産技術研究所コンベンションホール
オンライン参加:Web による開催
(4) 定 員:200 名(会場70名,Web:130名(申込先着順))
(5) 内 容:委員会の成果報告および一般講演
(6) 参加費:会員 8,000 円,非会員 11,000 円,学生 6,000 円
(テキスト資料代を含む。コンクリート技術シリーズ)
・参加申込方法:土木学会ホームページ http://www.jsce.or.jp/event/active/information.aspから,お申込みください.
・参加申込時にメールアドレスをお間違いないよう願います.
・参加申込の方は,参加申込締切後(11 月 15 日以降)に,「コンクリート技術シリーズ」をお送りいたします.
*お申込みに関してお願い
①申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください。なお,締切日以降の受付はいたしません。
②支払方法は、クレジット決済とコンビニ決済のみの取扱いとなります。そのため申込後のキャンセルはできませんのでお申込みの際は十分にご注意をお願い申し上げます。
(7) 参加申込締切日:2022 年 11 月 14 日(月)⇒対面参加のみ11月18日(金)まで延期をいたしました。
クレジット決済申込期日:2022年 11 月 14 日(月)⇒対面参加のみ11月18日(金)まで延期をいたしました。
コンビニ決済申込期日:2022年 11 月 7 日(月)⇒対面参加のみ11月11日(金)まで延期をいたしました。
(8) 参加問合せ先 :(公社)土木学会コンクリート委員会(事務局担当:飯野)
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目
TEL 03-3355-3559/FAX 03-5379-0125
(9) その他:
・土木学会認定 CPD プログラム:JSCE22-1082(5.5単位)⇒CPD受講証明書登録は12月5日(月)を以って終了いたしました。
・CPD 受講証明は,事前参加登録者のうち,100 文字以上の簡易レポートを提出していただき,受講していたことが確認できた方に発行いたします.
アンケートの回答期日は,12月5 日(月)17:00 までになります.回答期日を過ぎますと受付いたしませんので,ご注意願います.
内容を確認し,提出期限日以降に順次受講証明証を発行いたします.多少お時間を頂く場合もございますのでご了承ください.
簡易レポート提出先URLは,開催日が近づきましたらご連絡いたします.
・受講証明書の発行は,講習会へ参加申込頂いた方のみとさせていただきます.
・参加申込頂いた方の代理で参加される場合は,事前に上記参加問合せ先までご連絡願います.ご連絡いただいた方のみ受講証明書の発行を予定しております.
【各 CPDシステム利用者への対応について】
◆土木学会CPDシステム利用者様:今回は,参加者ご自身による CPD システムへの「自己登録」をお願い致します.
◆建設系CPD協議会加盟団体 CPDシステム利用者様:各団体のルールに沿って,CPD単位の申請をお願い致します.
※土木学会以外の団体に提出する場合の方法等は提出先団体に事前にご確認ください.
土木学会で証明する単位が,各団体のルールにより認められないことがあります.土木学会では他団体の運営するCPD制度に関しては回答いたしかねます.
2.シンポジウムへの論文募集⇒論文募集は10月3日(月)をもちまして終了いたしました。ご投稿をありがとうございました。
(1)募集対象論文:コンクリート中への水分浸透評価もしくはその活用に関する内容
(コンクリート中の水分挙動,水分挙動と鋼材腐食との関係,水分浸透照査,水分浸透に関する試験方法,コンクリート構造物の維持管理に及ぼす水の影響等を含む)
(2)募集論文数 :最大10件
(3)論文の書式 :A4版4ページまたは6ページ
フォーマットはこちら⇒ (論文フォーマットファイルリンク)
(4)申込方法 :論文タイトル、執筆者名および所属(連名者を含む)、論文の概要(100~200字程度)を記したメールを下記申込先まで送信して下さい。
申込先:上田 洋(362委員会幹事長)
E-mail:ueda.hiroshi.80@rtri.or.jp
・募集対象論文とみなされない論文,もしくは募集論文数上限に達した後に申し込まれた論文については受理できません.
・申込受理の連絡は,返信メールにて行います.
・申込締切日:2022 年 9 月 15 日(木)
(5)投稿方法 :申込受理がなされた論文について,上記の書式にしたがって作成した原稿をメールにて投稿して下さい.
投稿先:上田 洋(362委員会幹事長)
E-mail:ueda.hiroshi.80@rtri.or.jp
・投稿締切日:2022年10月3日(月)
・原稿の査読は基本的に行いませんが,内容や表現の修正をお願いすることがあります.