みなさま、こんにちは。
土木学会長プロジェクト「仕事の風景探訪」のワーキンググループ(以下、WG)のリーダーを仰せつかっている岡田智秀(日本大学理工学部まちづくり工学科)です。
このニュースレターは、「仕事の風景探訪」WGの活動を紹介していくもので、本稿では最初のメッセージとして活動内容をご紹介いたします。
まず、この「仕事の風景探訪」WGの位置付けですが、佐々木葉学会長が設置した「土木学会の風景を描くプロジェクト」の一つである「広がる仕事の風景プロジェクト」を構成する3本柱(ひろがるインフラ、仕事の風景探訪、D&Iカフェトーク)の一つになっています。
詳しくは:https://committees.jsce.or.jp/2024_Presidential_Project/02expanding
そして、このWGに向けられた学会長の期待として、次のメッセージが寄せられています。
-こんな素敵な土木の仕事があった。それはこんな人が頑張ったからだった。
きっと各地にある、小さくても、希望と元気をもらえる仕事を訪ねて、広く皆さんに伝えていきたい。
[土木学会の風景を描くプロジェクトリーフレットより] https://committees.jsce.or.jp/chair/system/files/pj_leaflet.pdf
このようなミッションのもと、このWGでは、わが国の土木やまちづくり分野の中で、そこに関わる「人」に焦点を当て、既定概念や標準設計等では解決しがたい、その土地の制約条件等に呼応したチャレンジングな姿勢や取り組みによって実現した事例を取材し、それら取材結果をこのサイトに逐次公開してまいります。これにより、皆様方に土木・まちづくり分野に対するより一層の興味関心を高めていただくとともに、皆様方の日頃の業務へのエンカレッジへとつながることを期待するものです。
昨年夏から体制づくりがスタートし、3人の幹事とともに、土木学会の支部ごと(全8支部)に、各支部地域に造詣が深い10人の方々に支局長を務めていただくことになりました(図1)。
さて、体制構築後はいよいよ取材対象事例の検討です。メンバーのみなさん、第一線で活躍している人ばかりなので、まずは打ち合わせ会の日程調整から難航しました(笑)。
打ち合わせ会では、取材対象事例の理念は十分に理解できるものの、実際にどのような事例を対象とするかについて侃々諤々を重ね、ようやく事例が出そろったのは年末にかかる時期になりました(汗)。
その全体像は、一気に紹介してしまうのはもったいないので、今後、このニュースレターを通じて、取材の事前情報(予告)を逐次紹介していき、取材後は公式編集記事としてビジュアルにご提示してまいります。
図1 「仕事の風景探訪」WGの支局長一覧と幹事メンバー
さて、そうは言いつつも、皆様方に少しでも興味関心をもっていただきたいので、少々、事例ネタをお示しするとすれば、取材する事例総数は全8支部をカバーする12事例にのぼっています。
各事例の特徴をメンバー間で議論した結果、次のようなキーワードによって素晴らしい空間・風景が創出されていることを確認しました。
現時点で12事例のうち、すでに6事例の取材が完了し、現在、それらの編集記事が完成に近づいています。また、春先に美しい風景が広がる事例については、これから現地取材が入ります。
今後、各事例記事の「予告編」を逐次掲載し、その後、本編として当該事例の公式編集記事を掲載していく予定です。どうぞご期待下さい!
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