「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■R7年度学術交流基金助成事業の募集スタート!
今年も、来年度の学術交流基金助成事業の募集時期が到来した。当会創立75周年の記念事業として設立された基金もはや35年。その間、コンクリート委員会、建設マネジメント委員会、地震工学委員会など種々の委員会の国際交流活動、アメリカ、台湾、ミャンマーの土木学会との共同研究やセミナー、国際人材育成プログラム、そしてJICAや国際連合関係組織を含む多様な組織の国際会議などを支援してきた。本年度は、建設用ロボット委員会と建設ロボット研究連絡協議会連携による「第22回建設ロボットシンポジウム」、全球エネルギー水循環プロジェクト国際事務局ホストによる「第9回全球エネルギー水循環プロジェクト国際会議」を始め、全11事業へ助成を行っている。小規模ながらも各事業の国際活動の後押しできているのではないかと自負してる。今年も11月より来年度の助成事業募集を実施する。詳細はウェブサイト(https://committees.jsce.or.jp/iefund/)にて紹介すると同時に、説明会を開催する。助成を受ける条件は?、どんな事業が助成対象? 助成額はどの程度?、翌年申請したいが申請できるのかなど、少しでも気になることがあれば説明会にご参加いただきたい。
■2024 Study Tour Grant イン仙台!
COVID-19禍を経て、今年久しぶりStudy Tour Grantプログラムを実施した。タイ、バングラデシュ、フィリピン、ミャンマー、モンゴルの若手土木技術者・研究者が9月1日から1週間の行程で来日し、土木会館でのオリエンテーションを皮切りに、鹿島建設技術研究所の見学、全国大会インターナショナルサマーシンポジウムでの研究発表とワークショップ参加、そして南蒲生浄化センターと震災遺構仙台市荒浜地区住宅基礎他を視察した。ほぼ全参加者は、初めての来日、初めての海外での研究発表、初めての東北地震被災地訪問と初めて尽くしで、日本到着時はやや緊張した様子であったが、それも多くを吸収したいという意欲に打ち消され、積極的に行動し楽しんでいた。後日、委員会のウェブサイトにて、かれらのSTGレポートを紹介する。お楽しみに。
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