【第13回水工学オンライン連続講演会(2021/11/18)のご案内】
第13回となる今回は、熊本大学 大本照憲先生をお迎えし,九州での近年の豪雨災害の 特徴に加え,加藤清正の治水事業を中心に,近世の治水についてご講演いただきます。 皆様の積極的なご参加お待ちしております。
〇 講演者 :熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター 特任教授 大本 照憲 先生
〇 講演題目: 「最近の九州における河川災害の実態と近世の治水について」
〇 講演内容: 最近の10年間の九州では平成24年7月九州北部豪雨、平成29年7月九州北部豪雨、 令和元年佐賀豪雨災害、令和2年7月九州豪雨災害、この間には平成28年4月16日 熊本地震が発生した。寺田寅彦の随筆「日本人の自然観」の中に、「昔の日本人(明治 以前)が集落を作り架構を施すにはまず地の相することを知っていた。西洋科学を輸入 した現代(明治以降)日本人は西洋と日本とで自然の環境に著しい相違のあることを無 視し、従って伝来の相地の学を蔑視して建てるべからざるところに人工を建設した。・・ ・建造物が実に意気地もなく壊滅する、それを眼前に見ながら自己の錯誤を悟らないで いる、」とあり、寅彦には近代に較べ近世の治水に合理性があることを直観した様に思え る。本講演では、上記河川災害の特徴および流域治水のヒントにもなる九州で実践され た近世の治水、特に加藤清正の川普請について発表する。
〇開催日時:2021年11月18日(木) 17時~
〇参加形態と参加申し込み方法について
※議論参加型と聴講型に分かれており,申し込み先が異なりますのでご注意ください.
● 議論参加型(ZOOM上でのオンライン開催への参加:100名限定,2021/11/17(水)締切):
水工学MLで通知します.
● 聴講型(ZOOM会議のYOUTUBEによるライブストリーミング配信,2021/11/15(月)締切):
以下のURLにある土木学会HP申し込みサイトからお申込みください.
講演会当日お昼までに配信サイトのご案内をいたします.
http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
※注意事項:YouTube公開内の議論だけでなく,そのあとの議論(または意見交換会)に参加を希望される方は,ZOOMへのお申込みをよろしくお願いいたします.