第12回水工学オンライン連続講演会(2021/09/01)のご案内
前回の流域治水のお話の流れを引き継ぎ,第12回となる今回は,基本高水の設定の歴史についてご研究されている名古屋大学工学研究科 中村晋一郎先生をお迎えし,以下の内容でご講演いただきます.皆様の積極的なご参加お待ちしております.
〇 講演者 : 名古屋大学 工学研究院 中村 晋一郎 先生
〇 講演題目: 「洪水の確率主義の成立とその後の変遷 -基本高水をめぐる技術と社会の近代史-」
〇 講演内容: 基本高水は近代治水の要となる数値である.現在の設定手法である「確率主義」が誕生したのは終戦直後の時期であった. 当時の河川技術者・研究者たちがこの手法に託した想いとはなんだったのか?そして,それは現在までにどのように変化してきたのか? 本講演では,近著「洪水と確率-基本高水をめぐる技術と社会の近代史-」をもとに確率主義の成立までとその後の変化の過程を読みとく. 合わせて,水工学における歴史研究の意義についても考察したい.
〇開催日時:2021年9月1日(水) 17時~
〇参加形態と参加申し込み方法について
※議論参加型と聴講型に分かれており,申し込み先が異なりますのでご注意ください.
● 議論参加型(ZOOM上でのオンライン開催への参加:100名限定,2021/8/31(火)締切):
水工学MLで通知します.
● 聴講型(ZOOM会議のYOUTUBEによるライブストリーミング配信,2021/08/29(日)締切):
以下のURLにある土木学会HP申し込みサイトからお申込みください.
講演会当日お昼までに配信サイトのご案内をいたします.
http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
※注意事項:YouTube公開内の議論だけでなく,そのあとの議論(または意見交換会)に参加を希望される方は,ZOOMへのお申込みをよろしくお願いいたします.