新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受ける中で、二度目の卒業式を迎えようとする中、水工学オンライン連続講演会も前回までで8回実施されました。これまでの皆様の積極的なご協力に感謝いたします。
第9回目となる今回は、東京大学名誉教授玉井信行先生をお迎えし,以下の内容でご講演いただいます。皆様の積極的なご参加お待ちしております。
〇講演者 :東京大学 名誉教授 玉井 信行 先生
〇講演題目: 「三段階論に基づく持続的な流域管理体系の提示と若い人への期待」
〇講演内容:研究をどのように進めるかの基本を知りたいと悩んでいた博士課程1年の頃に、武谷三男さんの三段階論に出会いました。これを基底にその後の研究展開を進め、密度流・河川水理・河川生態・都市熱環境・流域水文に及びました。東大での残る10年間に、三段階論の実体論に相当する成果として“河川計画論”を得たいと考えました。その後、石川県犀川の河川整備基本方針には“地域の歴史と伝統”という判断軸が必要であるという議論をし、2004年に完備な河川計画として、哲学に並び立つ体系を得ました。今回の結論は、東日本大震災を機に次の段階を目指し、2017年に到達した内容をお話したいと思います。若い研究者の方々は“学問の進展は、学問の中にある”を信じて、国内外を含めて活躍されることを祈ります。
〇開催日時:2021年4月23日(金) 17時から
〇参加形態と参加申し込み方法について
※議論参加型と聴講型に分かれており、申し込み先が異なりますのでご注意ください。
● 議論参加型(ZOOM上でのオンライン開催への参加:100名限定,4月22日締切):
水工学MLで通知します。
● 聴講型(ZOOM会議のYOUTUBEによるライブストリーミング配信,4月20日締切):
以下のURLにある土木学会HP申し込みサイトからお申込みください。
講演会当日お昼までに配信サイトのご案内をいたします。
http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp#232019
※注意事項:YouTube公開内の議論だけでなく、そのあとの議論(または意見交換会)に参加を希望される方は、ZOOMへのお申込みをよろしくお願いいたします。