(第6回バイオウェイストマネジメント工学講座セミナー)
○題目:「再エネ法により拡大するバイオエネルギーの技術とシステム」(仮)
○日時:平成23年11月22日(火)13:30~17:10
○場所:北海道大学 学術交流会館講堂 札幌市北区北8条西5丁目
○主催:北海道大学大学院工学研究院
循環計画システム研究室/バイオウェイストマネジメント工学講座
○共催:土木学会環境システム委員会、北海道バイオマスネットワーク会議
○後援:NPO法人バイオマス北海道、NPO法人最終処分場技術システム研究協会
○趣旨:
平成23年8月26日に、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」が成立され、その再生可能エネルギー源の一つであるバイオマスは、温室効果ガス排出量削減だけではなく、地域バイオマスの資源循環利用による地域活性化への寄与、原子エネルギーの補間エネルギー等として、その利用拡大が大いに期待されています。
本寄附講座では、2年前から北海道ABC開拓構想の一つの事業として想定されている石狩湾新港地を対象に、バイオマスからバイオガスを生成し、そのバイオガスを直接利用するシステムの実現に向けて、セミナーやシンポジウムを通して活発に議論してまいりました。
今回のセミナーでは、システム分析における5つの重要要素(①インプット、②アウトプット、③変換技術、④事業主体、⑤地域特性)の中で、特に変換技術について、最新の国内外の様々なバイオガス化技術と、その技術を既に取組まれている地域の事例を各講師より紹介していただく。さらに、総合討論では、各メタン発酵処理技術やそれに伴うシステムの特徴を比較しながら、本講座で取り組んでいる石狩湾新港地域におけるバイオガス利用の実現に向けた議論を深めていきたいと存じます。
○プログラム
1.挨拶(13:30~13:35)
・・西則雄(北海道大学 バイオウェイストマネジメント工学講座客員教授)
2.講演 (13:35~15:35、20分/一人)
○国内の技術と事例
1)湿式メタン発酵とバイオガス利用の事例紹介
(株)神鋼環境ソリューション水処理事業部資源循環プロジェクト部 係長 下岡隆
2)乾式メタン発酵技術とその適用事例 ~KURITA DRANCO PROCESSの紹介~
栗田工業(株)開発本部 新領域推進プロジェクト第一チーム 古賀哲雄
3)「下水汚泥生ごみ混合メタン発酵技術とその適用事例」
鹿島建設 環境本部 環境施設グループ 課長 菅野 一敏
○海外の技術と事例
4)ドイツなどのバイオウェイストのバイオガス化事例
北海道大学 循環計画システム研究室 准教授 石井一英
5)オーストリア等のバイオウェイストのバイオガス化事例
北海道大学 バイオウェイストマネジメント工学講座 助教 金 相烈
6)各バイオガス化技術の比較検討
北海道大学 循環計画システム研究室 助教 翁 御棋(ウェン ユイチ)
3.休憩(15:35~15:45)
4.総合討論(15:45~17:00)
・コーディネーター
平松 功((株)大林組 環境施設エンジニアリング部 部長)
・パネラー:上記の講演者 6名
5.挨拶(17:00~17:10)
・・古市徹(北海道大学 循環計画システム研究室 教授)
○懇親会(時間:17:30~19:30)
1)場所:京王プラザホテル札幌1階GLASS SEASONS
(札幌市中央区北5条西7丁目2番地)
2)会費:4、000円
■連絡先
〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
北海道大学大学院工学研究院循環計画システム研究室
准教授 石井一英