(2019年1月21日掲載)
アセットマネジメントシステムは、インフラストラクチャの維持補修の持続的な実施体制を確立するために必要・不可欠である。現在、多くの自治体でもアセットマネジメントの導入が試みられているが、アセットマネジメントを本格的・有機的に機能させるためにはインフラ会計を基軸とする必要がある。本稿では、インフラ会計の必要性とわが国における今後のアセットマネジメントの方向性について考察を行った。
アセットマネジメントとインフラ会計情報PDF
(2019年1月15日掲載)
元伊藤忠商事社長で、中国大使や経済財政諮問会議の議員も務められた丹羽宇一郎さんに、明るい未来を実現するために必要な視点・施策や土木学会への期待などについてご意見をいただきました。
日本の明るい将来は防災投資と教育投資にかかっている(丹羽宇一郎氏へのインタビュー)PDF
(2019年1月7日掲載)
2013年、マネジメントの国際標準であるISO55000シリーズが制定された。さらに、2017年には、その日本版ともいえるJIS Q 55000シリーズが発効した。アセットマネジメントは組織の継続、発展のための中心的課題であり、単に構造物の維持補修を目的とするような矮小化された概念で理解してはいけない。本稿では、アセットマネジメント有する本来の意味や目的なども含めて考察を行った。
日本的組織風土におけるアセットマネジメントのガバナンスPDF
(2018年12月31日掲載)
建設契約の管理・紛争解決の分野で世界的に活躍しておられる、大本俊彦先生に、日本型の仕事を海外で認めさせるために必要なこと、日本でも認識されだしたディピュートボードについてお話しを伺いました。
紛争解決の世界で生きる(大本俊彦氏へのインタビュー)PDF
(2018年12月24日掲載)
海外工事においては、しばしば契約紛争が発生する。契約マネジメントの不備や交渉能力の不足により、海外建設工事により多額の損失が発生した事例は事欠かない。本稿では、国際的なプロジェクトで契約紛争が生じる背景や今後進むべき方向性について考察を行った。
国際建設プロジェクトと契約紛争PDF
(2018年12月17日掲載)
インドネシア大学経営学部で、先日まで同学部長を務められていたルスラン教授に、インドネシアにおけるインフラ開発の必要性や海外からの支援について、どのようなお考えを持っておられるのかを率直にお聞きしました。
インドネシアのインフラ開発と我が国の協力(ルスラン教授へのインタビュー)PDF
(2018年12月10日掲載)
リスクはより大きな飛躍やビジネスのチャンスである。リスクマネジメントの最終的な目的は、あらかじめリスクを軽減する方法を用意しておくことにより、より大きなリスクに対してチャレンジすることが可能になる点にある。本稿では、今後のリスクマネージメントの健全な進展という観点から考察を行った。
リスクマネジメントについてPDF
(2018年12月3日掲載)
東南アジアで最初のMBAプログラムを開始したAsian Institute of Management(AIM)の元学長(2009-2012年)であり、名誉教授でもあるジーザス先生に、最近のフィリピンの教育事情についてお話をうかがいました。
フィリピンの教育とビジネス事情(ジーザス先生へのインタビュー)PDF
(2018年11月26日掲載)
グローバル化が進展し、社会システムが極めて高度化・複雑化した現在におけるエンジニアリング教育においては、高度専門知識・スキルによる一層の体系化と、グローバル市場における実践を志向した総合化が不可欠である。また、高い倫理性や世界の多様な文化・歴史に対する理解力をも涵養していくような土木工学教育カリキュラムの開発が必要である。本稿では、今後進展するべきエンジニアリング教育について考察を行った。
実践的学問としての土木工学 ―エンジニアリング教育の復権のために―PDF
(2018年11月19日掲載)
夢や経営思想について語れる経営者が非常に少なくなっている中で、日本を代表するグローバル企業の一つであるヤマハ発動機が、グローバル化に成功したいきさつや、またそのグローバル戦略を土木学会の会員のグローバル戦略検討の際の参考とするべく、ヤマハ発動機の柳会長からお話をうかがいました。
ヤマハ発動機のグローバル戦略:土木分野への示唆(柳弘之氏へのインタビュー)PDF