(2019年6月10日掲載)
災害に対して強靭な社会システムを構築することが極めて重要な課題となっている。本稿では、社会・経済が高度に複雑化し高度化した現代における災害強靭性(レジリエンス)について考察を行った。
災害強靭性(レジリエンス)についてPDF
(2019年5月27日掲載)
都市のコリドー化の進展と、それを構成する都市圏のコンパクト化が進展するポストアーバン社会が到来している。また、IT技術の発展により、さまざまな交通プラットフォームが形成されている。本稿では、このような背景におけるスマート社会とインフラについて考察を行った。
スマート社会とインフラPDF
(2019年5月13日掲載)NEW!!
知識の生産は経済成長力の原動力となり、知識社会ではフェイス・ツゥ・フェイスのコミュニケーションが必要となる。また、「人生の価値を見出すこと」を意味するレジャーは、人的資本の蓄積が必要となる。 本稿では、知識社会とレジャーという観点から、行動半径を拡大する交通インフラの必要性について考察を行った。
知識社会とレジャーの重要性PDF
(2019年4月29日掲載)
時間という資源は、そのままの形で将来の消費のために貯蓄することは不可能であるが、知識や能力という人的資本に変換すれば、将来の消費のために貯蓄することが可能となる。本稿では、人的資本に投資する機会を与える役割をもつインフラと時間について考察を行いました。
インフラと時間PDF
(2019年4月15日掲載)
東北震災以降、われわれは、想定外のことが起こりえることを想定することが必要であるが、「どのようなリスクに直面しているのか」について十分な知識を持っているとは限らない。このような想定外の問題に対して、土木工学は十分な答えを準備できるのか。本稿では、これらの問題に対して考察を行いました。
想定の壁と災害コミュニケーションPDF
(2019年4月1日掲載)
インフラ整備のストック効果の評価は、インフラがもたらす整備効果の金銭的、非金銭的な価値に関して行政と国民の間で健全なコミュニケーションを行うための手段である。本稿では、インフラのストック評価について、金銭的評価の意義と課題、費用対効果分析の課題、インフラの社会的価値、公平性に対する配慮、開いた社会のコミュニケーションといった観点から考察を行った。
インフラストック効果の評価について -費用対効果分析の意義と課題-PDF
(2019年3月18日掲載)
インフラ整備は、高度な政治的な意思決定の問題であり、その実施にあたっては多くの専門的知識が必要であるとともに、合意形成が不可欠である。このような合意形成の問題について、アカウンタビリティの必要性、正統性 (legitimacy)とは何か、アカウンタビリティにおける専門家の役割といった観点から考察を行った。
公的意思決定とアカウンタビリティPDF
(2019年3月4日掲載)
最近では、「行政・企業・地域」が三位一体となって、新しいプロジェクトに取り組む。企業が持っている資金調達能力、販路ネットワークを利用して、地域における起業を支援するという新しいパートナーシップモデルが現れてきている。地域振興のための新しいプロジェクトを成功させるためには、企業と行政の双方が、地域の起業プロジェクトを支援するプラットフォームを築きあげるかが鍵となる。本稿では、成功事例の分析などを通じて、如何にそのプラットフォームを築き上げていくについて考察を行った。
ボランタリー組織と地域振興PDF
(2019年2月18日掲載)
地方小都市の活性化を実践する上で、観光振興は重要な役割を果たす。しかし、確固たる歴史的根拠(客観的なオーセンティシティ)を持たない多くの地方都市においては、歴史的物語を資源として観光を推進せざるを得ない地域における観光のオーセンシティ(創発的オーセンシティ)を構築していく必要がある。本稿では、天草南蛮文化を例にして、地域振興と観光オーセンティシティについて考察を行った。
地域振興とオーセンティシティ ―天草南蛮文化を例にして―PDF
(2019年2月4日掲載)
グローバルな世界の進展により、国際サービス市場の競争は厳しくなっていく中で、日本の都市や地域が勝ち残るには、「おもてなし」のように生産者と消費者の信頼によりハイコンテクスト化させていく日本型クリエイティブ・サービス軸足を置くべきである。本稿では、非先進国の「か(観光)・き(教育)・く(暮らし)・け(健康)・こ(交通・コニュニケーション)」の分野における日本型クリエイティブ・サービスの重要性を考察する。
「おもてなし」と「か・き・く・け・こ」ビジネスPDF