「国際センターだより」では、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■インフラ国際貢献・国際協力アーカイブス 3編の新規プロジェクトを掲載
国際センター・アーカイブスワーキンググループは、2014年土木学会創立100周記念事業として着手した土木分野の優れODA事業を記録する「The International Infrastructure Archives」を継続している。2021年3月末までに、新たなプロジェクトとして、「パラグアイ国グアラニ空港プロジェクト」、「カンボジア国ネアックルン橋プロジェクト」、「ネパール国シンズリ道路プロジェクト」の3編を土木学会英語版ホームページに公開した。今回で掲載プロジェクト数は13となった。
ぜひ土木学会の英語版ホームページの「Publication」から「Project Archives」にアクセスいただき、ご一読ください(http://www.jsce.or.jp/e/archive/)。
3編の新規ODAプロジェクトアーカイブス
■世界で活躍する日本の土木技術者シリーズシンポジウム 第17回を開催
国際センター・プロジェクトグループは2021年3月2日(火)に第17回「世界で活躍する日本の土木技術者シリーズシンポジウム」をオンライン形式にて開催した。今回、「開発途上国におけるインフラ技術の輸出: パキスタン国東西道路改修事業国道70号線」と題し、パキスタン国道70号線改修工事(令和元年度土木学会技術賞(Ⅱグループ)受賞)について、プロジェクトに携わった技術者の経験をお話しいただいた。当日は最大聴講数277ビューを記録した。
まず、川谷 暢宏氏((独)国際協力機構)よりパキスタンにおけるわが国の支援についてご説明いただき、岡﨑 亮男氏((株)建技インターナショナル)より改修工事計画についてお話いただいた。
次に、施工会社の大成建設(株)よりパキスタンでの施工についてご紹介いただいた。治安を理由とする行動制限、限定された通信環境や日本とは異なる自然環境など、厳しい施工条件の下、本プロジェクト完遂までの挑戦と苦労をお話いただいた。
次回は今月末に「モンゴル国ウランバートル新空港」をテーマに第18回シンポジウムを開催予定である。国際センターホームページ
( https://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/215 )よりお申し込みください。
国際センターだよりバックナンバー