土木学会誌の「国際センターだより」のページでは、土木学会の国際活動の一端を紹介しています。国際センターが毎月発行している「国際センター通信」と合わせて是非ご一読ください。
■第4回 留学生向け現場見学会・企業説明会(関西)開催報告
国際センターの留学生グループでは、日本で学ぶ留学生に日本の最先端の土木技術を知ってもらうとともに、土木関連企業に関する情報提供を目的として、留学生向け現場見学会・企業説明会を開催している。関西圏では、隔年で開催しており、4回目を関西支部協力の下、2019年11月25日(月)に大阪府箕面市において開催した。当日は留学生12名が参加した。
今回は北大阪急行延伸事業工事現場を見学した。最初に北大阪急行電鉄(株)より、延伸事業の概要ついて紹介いただいたのち、3つの工区見学に移った。現場では施工JV企業(大成JV・大林JV・熊谷JV)より活用されている最新技術や安全面の取り組みについて説明があった。現場見学会終了後に開催した企業説明会では、前半に参加企業4社のプレゼンテーションを行い、後半には、参加した留学生をグループに分け、グループ単位で順次企業担当者との懇談を行った。
現場見学会・企業説明会ともに、留学生の関心は高く、和やかな空気の中、質問をする留学生の姿が見られた。本行事の実施に際し、ご協力、ご支援をいただいた関係各位に感謝申し上げる
現場見学終了後、全員での集合写真
■第7回 留学生向け企業説明会(東京)開催報告
留学生グループは、関西圏と同様に、関東圏でも留学生向け企業説明会を開催している。2013年7月の第1回を皮切りに、毎年開催しており、第7回となる今回は、2019年12月7日(土)に土木会館にて開催した。昨年度と比べ参加者が増え、関東圏の大学に所属する留学生54名が参加した。
企業説明会は2部構成の形をとり、党紀助教(埼玉大学)の全体挨拶ののち、第1部では日本企業に就職した元留学生のLuong Van Binh氏、Sabin Singh氏から、ご自身の就活体験、入社後に携わったプロジェクトなど、元留学生の視点から貴重な経験を講演いただいた。
第2部では参加企業9社からプレゼンテーションが行われ、業務内容やプロジェクトに関する情報提供があった。その後、各企業と留学生の懇談がブース形式で行われ、日本における就職や各企業の海外展開について、活発に意見交換をする姿が見られた。
本行事は、留学生にとって日本の土木関連企業の方々と直接対話できる魅力的な機会であり、元留学生の先輩からも、就職やキャリアパスの考え方について、具体的なアドバイスをいただいたようであった。今後も留学生グループでは留学生に対して、日本企業の情報提供を行っていく予定である。
活発な意見交換があったブースセッション
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