今回の水工学オンライン連続講演会では、講演者に新進気鋭の若手研究者3名を迎え、各分野における最新の研究動向についてお話を伺います。また、研究活動の楽しさ・魅力や研究職の入り口についてもご紹介いただく予定です。そのため、通常の講演だけでなく、総合討論やブレイクアウトルームでの座談会も予定しています。お忙しい時期だと存じますが、皆様のご参加をお待ちしております。
〇 講演者と講演内容
◇ 片岡智哉先生 (愛媛大学大学院理工学研究科 准教授)
『地球規模の海洋プラスチック汚染における水工学研究』
約10年に渡り海洋プラスチック汚染に関する研究に携わってきました。大学卒業から現在に至るまでの研究キャリアの概要とその動機に触れながら、この10年間における海洋プラスチック汚染に関する世界的な研究動向と水工学分野における研究課題について自身の研究成果を交えて紹介します。特に、若手研究者や学生の皆様のキャリアパスの参考になれば幸甚です。
◇ 山野井一輝先生(京都大学防災研究所 助教)
『土砂・洪水複合災害の予測を目的にしたシミュレーションに関する研究』
土砂災害と洪水災害は、河床上昇や河道周辺地形を変化させることで、複合的に被害をもたらします。このような現象を対象にした、予測シミュレーション手法に関する研究とその成果について紹介いたします。また、近年取り組んでいる大規模計算機(スパコン)を利用した研究についても、水工学においてどのような活用が見込めるか、という視点で自身の経験を踏まえて話題提供させていただきます。
◇ 石塚悠太様(マサチューセッツ大学工学研究科 博士後期課程)
『可視光衛星を用いた未観測地域における流量推計とデータ同化』
研究室として関わっている人工衛星プロジェクトSWOT Missionについての動向紹介や、それと比較したこの研究の位置付け、議論点などを用いている技術的なツールやデータプラットフォーム等も交えて発表させて頂きます。同じ学生の方向けに、学士・修士時代のこと、渡米したきっかけや生活等もお話しできればと思っております。
〇開催日時:2021年3月9日(火) 17時から
〇参加形態と参加申し込み方法について
※議論参加型と聴講型に分かれており、申し込み先が異なりますのでご注意ください。
● 議論参加型(ZOOM上でのオンライン開催への参加:100名限定,3月8日締切):
水工学MLで通知します。
● 聴講型(ZOOM会議のYOUTUBEによるライブストリーミング配信,3月4日締切):
以下のURLにある土木学会HP申し込みサイトからお申込みください。
講演会当日お昼までに配信サイトのご案内をいたします。
http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp#232018
※注意事項:YouTube公開内の議論だけでなく、そのあとの議論(または意見交換会)に参加を希望される方は、ZOOMへのお申込みをよろしくお願いいたします。