2018年9月28日午後23時50分(現地時間、日本時間は7日午前1時50分),インドネシア・スラウェシ島近辺において,M7.5の地震が発生.津波による被害も発生しています.小委員会として,情報収集開始.
<基本情報> 下記USGSより
September 28, 2018 at 10:02:43 (UTC)
- Magnitude 7.5
- Location: 119.840E, 0.178S
- Depth:10.0km
<情報>
内容について精査しておりませんので,あくまで速報として参考下さい.(2018/10/02より)
- Palu地震に関する資料," BMKG and JICA (2018): Palu Earthquake Strong Motion Waveform by Observation System Developed by Japan " を掲載しました.(2019/06/25)
- 小委員長の清田先生(東京大学)より,大規模地滑りを起こした地区(Balaroa地区,Petobo地区,Jono Oge地区)に関する被害調査報告に関する情報提供を頂きました.(2018/10/23,渡邊(山大))
- 中央大学の有川先生より,大規模地滑りの様子に関する画像情報,および,インドネシア緊急調査の報告について情報提供を頂きました.(2018/10/10, 渡邊(山大))
- 愛媛大学の森先生より,地震直後の衛星写真に基づく地すべり領域の特定,領域内の建物・家屋の特定に関する分析結果を提供いただきました.本資料を引用する条件でkmlファイルも公開されています(2018/10/07, 高橋(京大))
- 東北大の越村先生より,本地震に関し東北大学災害科学国際研究所で取りまとめられているサイト情報を提供いただきました(2018/10/05, 高橋(京大))
- インドネシアUniversitas Gadjah MadaのAngga Fajar Setiawan博士より,地震,津波によるアーチ橋の流出に関する情報を提供いただきました(下記リンクは基本インドネシア語ですが,写真等で状況は把握できます).(2018/10/01,高橋(京大))
- 防衛大の鴫原先生より,津波関連として,東北大学の越村先生からの情報(下記で紹介)を提供いただきました.それらの情報をもとに現時点で分かることは以下の通り.(2018/10/01,高橋(京大))
- Palu湾奥はまだ分かっていません.
- 建物被害は沿岸部に集中し,海岸線から500m内陸の範囲に多くの倒壊建物が存在する.
- Palu湾東側の方が被害の度合いが大きく,範囲も広い.
- Paluの湾口の北側にあるDampalでは顕著な被害が見られない.
- Donggalaにおいても被害建物が認められている.
- 津波解析について,理研AIPセンターのブルーノ氏(東北大災害研の元研究員)による第一報(越村先生(東北大)情報として.2018/10/01,高橋(京大))
衛星ベースでの被災地の状況把握が進みつつあります.ヨーロッパCOPERNICUSによる衛星画像の判読結果(越村先生(東北大)情報として.2018/10/01,高橋(京大))
AHAセンター発行のSituation Reportにおける被害状況(越村先生(東北大)情報として.2018/10/01,高橋(京大))
- National Disaster Mitigation Agency (BNPB)が14日間の非常事態宣言?(state of emergency)を宣言(越村先生(東北大)情報として.2018/10/01,高橋(京大))
- 建物被害は家屋,ショッピングセンター,ホテル,病院等でも発生.
- 死者のほとんどが落下した,破壊されたコンクリートスラブに巻き込まれて発生.
- 電気,通信,避難,捜索活動の要請が依然最優先の対応.
<関連情報サイト>