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2024年度セミナー「土木学会による実務者のための耐震設計入門:実践編」開催のご案内

行事コード:272414 /略称:24耐震セミナー実践
 
地震防災技術普及小委員会では,主に若手の技術者を対象に耐震設計の体系的かつ本質的な理解を目指した耐震セミナーを1998年より開催し,多数の方に参加頂いています.講師は,耐震設計や耐震工学分野の第一線で活躍する技術者や研究者が担当しており,基礎編,実践編の2回に分けて講義を行います.本年度も下記のセミナーを開催しますので,是非ご参加ください.
本年はテキスト改訂を予定しています.最新の基準・指針類や研究成果に基づく知見を反映するなど,より実務に役立てていだだける内容となっていますので,奮ってご参加ください.
 
第1回 基礎編(2024年8月2日開催)
 耐震設計の体系・基準変遷,ものの揺れ方,耐震構造計画,耐震設計の基礎知識,地盤の動的性質・応答解析など
第2回 実践編(今 回)
 設計地震動,地盤の液状化の評価,地中・地上構造物および基礎の耐震設計,耐震診断・耐震補強など
 
主 催:土木学会(担当:地震工学委員会・地震防災技術普及小委員会)
日 時:2024年11月28日(木) 9:00~17:40頃
    ※録画映像をセミナー後2週間程度配信予定
場 所:土木学会(東京都新宿区四谷)およびオンライン配信(Zoom)
定 員:会場 50名 オンライン100名  ※会場参加(対面)希望の方は,参加費支払い完了後に届く「参加券メール」に記載のWEBフォームより登録下さい.
参加費:正会員 9900円 非会員 12100円 学生会員 5500円(テキスト代含む)
申し込み:テキスト発送時期によって締切日が異なるのでご注意ください。
     1次締切:11/15以降順次発送予定  クレジット申込締切:11月14日 17時 コンビニ申込締切:11月7日 17時
     2次締切:11/22以降順次発送予定 クレジット申込締切:11月21日 17時 コンビニ申込締切:11月14日 17時
     http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
     ※講義資料を別途準備しますので(当HPにて申込者に公開),お手元にテキストが無くても参加頂けます.
     ※上記URLの申込ボタンは,1次締切・2次締切で共通です.
     ※印刷工程などの事情により発送が多少前後する場合がありますがご了承ください.
テキスト:「続・実務に役立つ耐震設計入門(実践編)-2024年改訂版-」(通常販売価格:4950円(税込))が講習会参加費に含まれます. 
        
     https://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=3431
プログラム:下記を予定しています.
プログラム
予定時間
講師等(所属)
開会挨拶
9:00~9:05
黒田 武大(鹿島建設)WG1主査・幹事
第1章 地震動の特徴と設計地震動の評価
9:05~10:10
倉橋 奨(愛知工業大学)
第2章 地盤の液状化・側方流動の評価・解析法
10:20~11:25
福武 毅芳(清水建設)
耐震実験の放映および解説 11:25~11:50 佐々木 智大(大林組)
(昼休み)    
第3章 地中構造物の耐震設計法
12:40~13:45
梅林 福太郎(オリエンタルコンサルタンツ)
第4章 地上構造物の耐震設計法
13:55~15:00
栗林 健太郎(エイト日本技術開発)
第5章 基礎の耐震設計法
15:10~16:15
黒田 武大(鹿島建設)
第6章 既設構造物の耐震診断・耐震補強
16:25~17:35
久末 賢一・佐々木 智大(大林組)
閉会挨拶
17:35~17:40
樋口 俊一(大林組)委員長
 
CPD :土木学会認定CPDプログラム(7.0単位)
    会場参加(対面)
    ・会場にて受講証明書を配布します.ご希望の方は,当日のプログラム終了後,受付でお受け取り下さい.
    ・対面参加とZoom参加の両方での申請はできないのでご注意ください.
    オンライン参加(Zoom)
    ・CPD受講証明書の申請【12月5日(木)17時まで】
    ・CPD受講証明書は,以下のすべての要件を満たした方のみに発行致します.
     要件1)本行事に参加登録された方
     要件2)締切までの間に,CPD受講証明申請アンケートに,正確に回答された方
    ・建設系CPD協議会加盟団体CPDシステム利⽤者は,各団体のルールに沿って,CPD単位の申請をお願い致します.
    ・他団体へCPD単位を登録する場合は,その団体の登録のルールに則って行われます.単位が認定されるかどうかは,直接その団体にお問合せください.
    ・参加申込頂いた方の代理で参加される場合は,事前に上記参加問合せ先までご連絡願います.ご連絡頂いた方のみ受講証明書の発行を予定しております.
その他・注意事項等
・オンラインで参加される方は,Zoomが利用可能な環境であることを申し込み前に確認下さい.配信映像の録画・録音・再利用等は禁止します.開催日が近づきましたら,配信用アドレスをお送りします.
・講義資料(PDF)は,セミナー開催の前日までにこのHPにアップロードします.無断使用・再配布等は禁止します(不正使用は著作権の侵害等に当たるのでご注意ください).開催日が近づきましたら,パスワードをお送りします.
・当セミナー申込み者(現地参加含む)には,復習用に録画映像(vimeoによる配信)をセミナー後2週間程度配信予定です.当日参加できない方も視聴頂けます.
 
Webアンケートでの質問に対する回答(内容によって回答を差し控えております。ご了承ください。)
Q)「応答変位法」で、地震時に地盤から受ける力は、バネ値と変形量に依存していると認識しましたが、以前業務で「地震時土圧」というものを扱ったことがあります。耐震設計にて、「地震時土圧」を考えることはあまりないのでしょうか。
A)橋台や擁壁などの土圧が支配的な構造物の設計では、地震時土圧が考慮されます。一方、地中構造物の場合、開削トンネルやシールドトンネル等は構造物の変形が地盤によって拘束されるため、周辺地盤の地震時の変形に支配されます。このため、地中構造物では、地盤の変位を考慮した手法がとられることが多いです。
 
Q)第4章の講演の中で「既設橋梁に対する耐震補強では、新設と同様の設計は必ずしも合理的ではない」とありましたが、H29道示で現況照査をした方がNG箇所ならびに補強量が多くなるということでしょうか。現行の耐震補強設計は、H24道示外力によるH14道示照査が基本で、それは配筋細目などによる設計の考え方の違いに起因するものと理解しておりましたが、もし認識に違いがあればご教示いただけますと幸いです。
A)新設と同様の設計が合理的とならない理由としては以下2点が挙げられます。
①ご認識の通り、改訂された基準では構造細目についても見直しがなされており、かつ基準で示されている照査手法や照査基準値はあくまでも構造細目が満足されていることが前提のものとなっております。このため、最新の基準に合わせて補強をする場合、既設構造物の構造細目についても最新の基準に合わせることが理想となります。
②特にH29道示に言えることですが、H29道示で採用されている部分係数法に関して、既設橋梁での各係数の設定方法は明確になっていないことが現状としてあります。仮に既設構造物をH29道示で照査する場合、まだ基準で定まっていない係数の設定根拠を別途提示しなければならないことになります。
一般論になりますが、特に配筋細目は基準の改訂によって条件が緩くなるケースは少ないため、既設構造物は必然的に最新の基準における構造細目を満足していないというケースにしばしば遭遇します。仮に計算上は既設構造物に十分な耐力があることが確認されたとしても、構造細目を満足させなければならないために補強しないといけない、といったことになりかねません。
以上から、既設構造物については、最新の基準における構造細目を満足していない可能性があることを念頭に置いて、補強設計を進めていくことが重要となります。
 
Q)第5章の講演のうち、「5.4 検討事例」の中で杭の非線形性のモデル化のご説明がありましたが、奥行き方向に対する定数の低減などは検討されておりますでしょうか。低減を考慮しない場合、単位奥行きメートル当たりに杭一本分の非線形性(剛性)を有する無限の壁があるというモデル化になり、地盤変位を過小評価することにならないでしょうか。
A)ご紹介した事例では,構造物モデルには橋脚1基分(杭は3本分/列)の剛性を考慮しているのに対し,地盤モデルについては基礎の剛性の影響を受けないよう十分大きな奥行を設定することで,地盤変位を過小評価しないよう配慮しています。具体的な設定については,テキストの5.4.3(1)で触れているので参考にしてください。また,この事例では考慮していませんが,杭の奥行方向(加振直交方向)の配置間隔の影響を考慮する方法もあります(テキスト5.3.6(4),5.3.10参照)。
 
Q)固有周期の次数がすべて生ずるわけではないと思いますが、なぜ有効質量を記載しないのでしょうか。固有値解析を行っても有効質量がいくらであるかがなければ、実際に生ずるモードかわからず意味をなさないと思いますが。
A)講義では触れませんでしたが,固有値解析結果を確認する上で有効質量(比)も重要な指標の一つで,大きな質量を持つ部位が大きく変位するほど値が大きくなる性質があります。例えば,構造物~地盤系の2次元FEMなどでは,挙動が複雑でモード図や刺激係数(相対的にどれくらい大きな変位が生じるか)のみでは主要なモードを見分けることが難しい場合があり,有効質量比が参考になります。
一方,単純な構造物や地盤モデルでは,全体の1次・2次といった主要なモードで有効質量(比)は大きくなりますが,これはモード図と刺激係数によっても判断できることが多いです。また,例えば複層地盤を対象とした場合,表層のみがよく揺れるモードでは有効質量(比)は相対的に小さくなりますが,入力動の周波数特性によっては応答に支配的な振動モードになりますし,構造物にとって重要なモードかもしれません。固有値解析を行った際には有効質量(比)も確認すべきですが,その大小が振動モードの生じ易さや設計的影響に直結するとは限らない点に留意ください。
 
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問合せ先:(公社)土木学会研究事業課 佐々木
TEL:03-3355-3559 E-mail:ssk@jsce.or.jp
新着・お知らせ
添付サイズ
PDF icon 01_第1章_地震動の特徴と設計地震動の評価.pdf4.9 MB
PDF icon 02_第2章_地盤の液状化・側方流動の評価・解析法.pdf5.54 MB
PDF icon 03_耐震実験の放映および解説.pdf3.17 MB
PDF icon 04_第3章_地中構造物の耐震設計法.pdf8.91 MB
PDF icon 05_第4章_地上構造物の耐震設計法.pdf1.58 MB
PDF icon 06_第5章_基礎の耐震設計法.pdf3.28 MB
PDF icon 07a_第6章_既設構造物の耐震診断・耐震補強1.pdf842.97 KB
PDF icon 07b_第6章_既設構造物の耐震診断・耐震補強2.pdf2.65 MB

(c)Japan Society of Civil Engineers