JSCE2025は、2025年度から2029年度までの5年間を対象とし、土木学会全体の活動の方向性を示す計画であり、本文書はその基本文書として、当該期間における土木学会の組織運営および活動の指針を示すものである。これは、約四半世紀前に実施されたJSCE2000「土木学会の改革案」以降の変遷をふまえ、次の四半世紀を見据えて「土木学会」のあり方をあらためて捉え直す契機とすることを目的に作成されたものである。
なお、本文書は取り組み事項の具体的内容(アクション)を示した実行計画ではなく、具体的な取組みはこの文書を骨格として、計画期間中にアジャイル的に展開されることが想定されている。また、本計画の5年間の活動期間終了時には、本文書で定めた目標像の実現を目指す。
JSCE2025 基本文書 資料編 各種データ
令和7年度土木学会全国大会で実施した研究討論会のアーカイブです。
土木学会は1998年以降、活動の目標や計画を中長期計画として定めて取り組んできた。JSCE2025は,2025年からの中長期計画であり、現状分析WG (ビジョン・ミッションを踏まえ過去の議論と現状からやり残していることを整理する)と将来展望WG (ビジョン・ミッションを踏まえさまざまな将来予想から学会のやるべきことを提示する)を並立し、それぞれ主にForecasting 的アプローチとBackcasting 的アプローチから、様々な議論を進め、主に土木学会会員向けの活動方針を策定した。両WG主査から話題提供を行い、今後JSCE2025を推進していくために、土木学会会員は何をすべきか、意見を集めながら議論を行う。
■話題提供者
・高橋 良和(企画委員会委員長・土木学会理事・京都大学)
・福田 大輔(企画委員会幹事長・東京大学)
・下大薗 浩(現状分析WG主査・JR東日本)
・岡崎 慎一郎(将来展望WG主査・愛媛大学)