2016年度は,8月に公開講演会および小委員会を同日開催した。
公開講演会では,「2016年熊本地震から学ぶ~地震断層と断層の活動性~」と題して,3件の御講演を頂いた。
小委員会では,この公開講演会を踏まえ,熊本地震の特徴と断層活動性に関する課題について,フリーディスカッションを行った。また,「破砕部性状等による断層の活動性評価手法の高度化に関する研究」の研究経過報告,および関連する電中研の研究紹介がなされ,意見交換を行った。
○公開講演会「2016年熊本地震から学ぶ~地震断層と断層の活動性~」
1.日時:8/30(火) 14時~15時40分
2.場所:土木学会講堂
3.プログラム:
14:00~14:20
基調講演「熊本地震とテクトニクス」
断層活動性評価の高度化小委員会委員長 金折裕司(元山口大学)
14:20~15:00
「熊本地震の地震断層:その特徴と活断層評価への教訓」
断層活動性評価の高度化小委員会委員 遠田晋次(東北大学)
15:00~15:40
「古地震調査および反射法地震探査に基づく布田川断層帯・日奈久断層帯の
活動性と地下形状:2016年熊本地震が提起した活動性評価の課題」
断層活動性評価の高度化小委員会委員 丸山 正(産総研)
○2016年度 第1回 断層活動性評価の高度化小委員会
1.日時:8月30日(火)16:00~17:30
2.場所:土木学会講堂
3.議題:
(1) 熊本地震に関する断層活動性の観点からの課題(フリーディスカッション)
(2) 「破砕部性状等による断層の活動性評価手法の高度化に関する研究」経過報告
(3) 関連する電中研の研究紹介
① 凍結乾燥法及び包埋法を用いた断層ガウジの微細構造解析
② 断層摩擦滑りに伴って生成される断層破砕物質(断層ガウジ)の特徴
(4) その他
→ 議事録