【国際センターミニ講演会】英国分会 津村 照彦氏 プレゼンテーション:
「ネットゼロエミッション達成に向け、建設部門従事者に期待される大きな役割」
国際センター・国際展開プロジェクト形成検討小委員会は、土木学会 英国分会所属 津村 照彦氏(London Research International Ltd.)をお招きし、「ネットゼロエミッション達成に向け、建設部門従事者に期待される大きな役割」と題したミニセミナーを4/10に開催します。
★当日録画を公開しました。
※津村氏のプレゼンテーション資料のダウンロードはこちらをクリック
●概要
・主 催:国際センター・国際展開プロジェクト形成検討小委員会
・日 程:2024年4月10日(水)
・時 間:10:00~ 11:30
・会場:土木会館 A会議室
・実施形式:対面&オンラインのハイブリッド形式。
■津村氏のプレゼン概要
地球温暖化は人類が直面している喫緊の課題です。建設分野に従事する皆さんは、この課題に対して大きな役割を果たすことを期待されています。その役割は温暖化が引き起こす異常気象による災害に対する対策を講じることのみではなく、温暖化の原因である温室効果ガスの排出量(エミッション)を削減するためのプロジェクトを提案し、投資可能なものに発展させ、実施することです。このようなプロジェクトへの投資資金は増えているが、投資できるプロジェクトが不足していることが今日、世界的な課題となっています。
日本政府はエミッションを2030年までに2013年比で46%削減することを公約していますが、今日までにそのおよそ1/3の17%程度しか削減できていません。1990年比では8%程度の削減にとどまっています。一方、G7の中で最も先行している英国は既に1990年比で48%削減し、2030年までに最低でも68%削減するという公約を満たしそうですが、予断を許しません。日英共に2050年までにネットゼロを達成するという公約をしていますが、先行する英国でさえ、その実現は懐疑的です。
今回のプレゼンテーションでは、主に、エミッションの削減で先行する英国の進捗状況をお話いたします。ネットゼロを達成するためにどのようなスピードが必要であるのか、を感じていただき、建設部門従事者としてより一層、エミッションの削減努力に関与していただければ幸いです。加えて、私見ですが、日本での削減が進んでいない理由についてお話いたします。
1. ネットゼロへの道のり
2. 規制・制度のフレームワーク
3. ネットゼロ達成の全体像
4. 特定のテクノロジー・産業部門の動向
5. 日本における規制・制度の不備
6. 建設部門従事者に期待される役割
●プログラム
①オープニング(5分)
ご挨拶 趣旨&概要 七條センター長代行
③津村様 プレゼン (50分)
④意見交換(30分)
⑤まとめ (5分)
●お申し込み:
下記フォームよりお申し込みください。お申し込み後、視聴URL記載の参加券メールが送信されます。
・オンライン申し込み:https://www.jsce.or.jp/events/form/606003
※申し込み期限:・申込締切:2024年4月9日(火)17時まで
※対面参加の方は国際センター「iad@jsce.or.jp」までメールにてご連絡をお願いいたします。
お問い合わせ:
・土木学会 国際センター( iad@jsce.or.jp )
添付 | サイズ |
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★津村様プレゼンPPT_JSCE_020424.pdf | 6.84 MB |