投稿原稿は,和文もしくは英文の原稿作成例に従って作成して下さい.所定の書式を守り,論文集の品格を保つことにご協力をお願いします.体裁や品質に大きな問題のあるものは再提出をお願いすることになりますのでご注意下さい.
以下は原稿作成に当たって注意していただきたい点です. なお,このようなことをお願させていただくことの背景には,パソコン等を用いたデスクトップパブリッシング等によって,個人的に高品質の原稿を作成することが可能になっていることがあります.しかし,使用するOSやソフトウェアの違いによって,文字の大きさや字形,レイアウトの寸法などに若干の差異が生じてしまうことも現状では否めません.そのような差異については問いませんので,作成例に指定されている寸法等に厳密に合致しない原稿でも受理いたします.また,ソフトウェアの制約から,必ずしも以下の事項どおりに原稿を作成できないときは,原稿を送付するときにその旨を投稿画面中にある備考欄に明記して下さい.所定の書式と大きな差異がなければそのまま掲載いたします.
(1) 和文原稿
明朝体を用いるところ:本文,著者名,著者所属,アブストラクト,図表のキャプション.
ゴシック体を用いるところ:論文題目,章や節の見出し,「表-1」や「図-2」,「謝辞」「付録」の各見出し.
なお,Windows系およびMacintosh系のOSを使用している場合には,機種依存文字およびJIS第2水準を越える漢字を使用しないようにご注意下さい.
●原稿作成に使用してはいけない文字
(2) 英文原稿
基本的にTimesなどの標準的なフォントのRoman体を用います.
Romanのbold体を用いるところ:論文題目,章,節,項の見出し, 「Table 1」や「Fig. 2」,「ACKNOWLEDGMENT」「APPENDIX」「REFERENCES」の各見出し,原稿受理日.
すべて大文字にするところ:論文題目,著者の姓,章の見出し,「ACKNOWLEDGMENT」「APPENDIX」「REFERENCES」の各見出し(著者の姓以外はbold体にして下さい).
(3) キーワード
キーワードには italic体を用います.Key Wordsという見出しは bold-italic体です.固有名詞でなければ,キーワードは小文字で始めて下さい.
(4) フォントサイズ
作成例はWindowsのパソコン用のソフトウェア(MS Word, Word Perfect,一太郎)で作成したものです.この作成例で用いられている9 pt,20 pt (ポイント)などのフォントサイズはこれらのパソコンで標準的に用いられているものです.同じ9 ptという設定でもOSやソフト によって文字の大きさが若干異なりますが,この程度の差は許容します.
(1) 1ページの行数
上辺マージン19 mm,下辺マージン24 mmをとって,その間に和文の場合は48行,英文の場合は56行を標準とします.しかし,ソフトウェアによっては文中に添字付きの記号や分数があったりするとその行の上下の行間を若干拡げたり,ページの最下段に見出しがくるのを避けるためにページ全体の行間を若干拡げたりする機能があります.そのような場合に1ページの行数が減ってもかまいません.
(2) 1行の文字数
2段組の 1行に和文の場合は25文字を標準とします.ただしこれも1.(4)で述べたようにOSやソフト によって文字の大きさが異なりますので少々増減してもかまいません.
(3) キーワード
キーワードは5つ程度で2行以内にとどめて下さい.
(4) その他
和文,英文とも justificationをして各行の右端末を縦にまっすぐ揃えて下さい.また,英文の場合には必ずhyphenationをして語と語の間に無用のスペースが無いようにして下さい.
添字付きの記号や式を文中に用いるとき,通常の文字との上下関係に配慮して下さい.
良い例:「抗力をと記す.」 悪い例:「抗力をと記す.」
以下は実際に提出される版下原稿で多く見られる体裁上の問題点です.ご注意下さい.