土木情報学委員会では、研究分野のより一層の深化と拡充を目的として、平成28年度より委員会の研究活動体制を再編することといたしました。
再編に伴い、以下の5つの研究小委員会の委員を募集いたします。
研究内容の概要、応募先等については、小委員会毎の添付ファイルをご覧下さい。
1.建設3次元情報利用研究小委員会
(1)研究テーマ
建設生産プロセスの生産性向上に資する3次元情報利用に関する研究
(2)研究目的
建設業では、労働者不足が深刻な課題となっており、生産性の向上が急務であるがその実現方法のひとつとして、CIM やi-Construction に見れるように3次元情報の利活用に期待が高まっている。
そこで本小委員会では、各建設生産プロセスにおける生産性向上を目的とし3次元情報や、3次元情報に関連する要素技術の調査研究を行いそれに基づく情報発信を行う。
2.建設ICT データ連携研究小委員会
(1)研究テーマ
建設生産プロセスの最適化に資するデータ連携に関する研究
(2)研究目的
ICT 利用は建設業界においてもCIM、点群、ドローン等の実用化が急速に進んでおり、個々のプロセスにおけるICT 活用は「3 次元情報技術利用研究小委員会」にて
検討される予定である。
本小委員会は、個々のプロセスで利用・作成した建設情報を維持管理に役立てるため、プロセスの下流から上流へのニーズに対応した、データ連携の仕組みを検討することを目的とする。
検討対象は、国土交通省(道路事業)の他、道路会社、鉄道会社、UR 都市機構等管理者がライフサイクルで構造物を建設・管理する社会資本整備事業を想定する。
3.インフラモニタリング技術研究小委員会
(1)研究テーマ
インフラ維持管理の標準的手法および継続的な運用に関する研究
(2)研究目的
インフラ維持管理を主たる対象として、モニタリング技術と取得した情報の蓄積・流通および活用について調査を進め、網羅的に捉える情報として整理することで、将来的にビッグデータとして利用が可能となる。
また、継続的な維持管理を実施する上で必要な予算・人材の確保と運用方法の現状を把握し、センサ等の情報技術を活用した維持管理の省力化・効率化を図ることが可能となる。
本研究では、継続的な維持管理に必要なモニタリング項目・方法を検討し、地方自治体が管理するインフラについても運用可能な、モニタリングの標準的手法の研究および継続的な維持管理の予算措置に関する研究を行う。
4.インフラオープンデータ・ビッグデータ小委員会
(1)研究テーマ
インフラのオープンデータ・ビッグデータの利活用に関する研究
(2)研究目的
2010 年代に入り、様々な分野でオープンデータやビッグデータに関する取組が活発になり、アイデアソン、ハッカソン、データチャレンジのようなイベントやオープンデータポータル、G 空間プラットフォーム等、データプラットフォームについても充実しつつある。
しかし、その一方で社会インフラ、例えば道路、橋梁、舗装、港湾、バス、鉄道あるいは土木工事そのものや国土、地形、気象等についてもデータはとくに実務の現場を中心に、徐々には増えているものの、まだまだ教員・学生・産官含め、全国の学会活動に関わるものの認知は大きくないように思われる。
そこで、インフラ関係のデータを事業に関わる関係者から収集し、研究・教育活動に利活用を試みる活動を行っていくことを目的としている。
5.IoT研究小委員会
(1)研究テーマ
IoTの土木分野への利活用に関する研究
(2)研究目的
IoT(Internet of Things)や画像処理・知識情報技術を融合させた社会ICTスマートコンピューティングに基づく先端的情報技術の動向調査を行い、土木・社会インフラ分野への適用可能性に関する研究を行う。
上記を踏まえ、ICT化が社会に進展した時代における社会インフラ事業のあり方についてのビジョンを策定する。
添付 | サイズ |
---|---|
1.建設3次元情報利用研究小委員会委員公募案内 | 18.36 KB |
2.建設ICTデータ連携研究小委員会公募案内 | 17.14 KB |
3.インフラモニタリング技術研究小委員会公募案内 | 17.02 KB |
4.インフラオープンデータビッグデータ研究小委員会委員公募案内 | 18.56 KB |
5.IoT技術研究小委員会公募案内 | 19.52 KB |