現在、実務設計においてFEM解析を用いることは珍しくなく、コンクリート標準示方書においても「非線形有限要素解析による性能照査」が規定されるなど、構造解析は構造工学において必須の技術となっております。さらに、新たな構造解析手法や精度の良い構成則の開発が続けられており、構造解析技術の重要性はさらに高まって行くことが予想されます。
こうした状況に鑑み,最新の解析事情とともに構造解析技術が将来の設計実務や維持管理技術にどのように役立っていくかをテーマに,解析の研究者や実務者からご講演いただくセミナーを企画いたしました.ご講演内容は、難しい微分方程式や構成則に重きを置いたものではないので、構造解析を専門とする方以外にもご理解いただける内容です。
あわせて、講演者をパネラーとするパネルディスカッションも企画しております。パネルディスカッションでは、会場からのご意見も織り込みながら、研究者のシーズと実務者のニーズを結びつける議論を志向します。
構造解析を専門とする方のみならず、多くの皆様の参加をお待ちしております.
1.主催:土木学会(構造工学委員会)
2.開催日:2025年11月12日(水) ※参加申込締切日 2025年11月5日(水)17時迄 締め切り後の受付は行いません
3.会場:①土木学会 講堂
②オンライン(Zoom大規模ミーティング)
4.定員:①会場50名、 ②オンライン300名
5.参加費:会員5,500円, 非会員6,600円, 学生会員0 円 (税込み、会場・オンラインとも)
※学生会員はオンラインのみ無料です.会場参加を希望される学生は、会員の参加費となります.
※参加申込後のキャンセル、参加区分変更は出来かねますのでよくご確認の上お申し込みください.
【オンライン】https://www.jsce.or.jp/events/form/242510
【対面】https://www.jsce.or.jp/events/form/2425101
6.プログラム:
司会:武田篤史(大林組)
13:00~13:10 開会挨拶:構造工学委員会委員長:中村聖三(長崎大学)
13:10~13:35 未来を変える種々の解析手法:長井宏平(北海道大学)
13:35~14:00 建設会社における解析技術の指向:羽場一基(大成建設)
14:00~14:25 鋼構造物の変形・座屈・疲労・破壊性能を高精度かつ統合評価可能な設計技術:堤成一郎(大阪大学)
14:25~14:35 休憩
14:35~15:00 次世代型設計に向けたコンクリート構造応答の時系列解析:石田哲也(東京大学)
15:00~15:25 道路分野における解析技術の活用:篠原聖二(阪神高速道路)
15:25~15:50 鉄道分野における解析技術の活用:木野淳一(東日本旅客鉄道)
15:50~16:00 休憩
16:00~17:00 パネルディスカッション「構造解析技術が変える未来」
パネラー:講演者、 ファシリテータ:武田篤史(大林組)
17:00~17:10 閉会挨拶:構造工学委員会副委員長 秋山充良(早稲田大学)
※テキストにつきましては、行事開催日前日までに掲載いたします。
7.CPDポイント
申請中 本講習会は土木学会継続教育CPDプログラムに認定されています(2.4単位)
【会場参加】
CPD受講証明書をご希望の方は必要事項を予め記入した申請書を受付にご持参ください.プログラム終了後,受付にて受講印を押印いたします.
申請書類は https://www.cpd-ccesa.org/unit_assent.php からダウンロードして下さい.
現地での受講証明書配布はございません.
【WEB聴講者の方】
・CPD受講証明は,事前の参加申込者のうち,アンケート(100文字以上の簡易レポート)を提出していただき,受講していたことが確認できた方に発行いたします.講習会終了後,下記URLよりアンケートにご回答ください.
https://forms.gle/75iNHBQLcgq5kSaTA
・アンケートの回答期日は,2025年11月16日(日) までになります.回答期日を過ぎますと受付いたしませんので,ご注意願います.
内容を確認し,提出期限日以降2週間前後で順次受講証明証をメール送付いたします.多少お時間を頂く場合もございますのでご了承ください.
※申請にはハイフン以下の参加番号(242510-〇〇〇)が必ず必要になります。
不明な場合は参加申込時に送付している参加券メール(event@jsce.or.jp)をご確認ください。
申請の際は参加申込時と同様の氏名、アドレスをご入力下さい。
・参加申込いただいた方の代理で参加される場合は,事前に上記の問合先までご連絡ください.ご連絡いただいた方のみ受講証明書の発行を予定しております.
・土木学会CPDシステムをご利⽤の方は,参加者ご自身によるCPDシステムへの「自己登録」をお願いいたします.
・建設系CPD協議会加盟団体CPDシステムをご利用の方は,各団体のルールに沿って,CPD単位の申請をお願いいたします.申請の提出方法等は提出先団体に事前にご確認ください.土木学会で証明する単位が,各団体のルールにより認められないことがあります.土木学会では他団体の運営するCPD制度に関しては回答いたしかねます.