(2018年7月23日掲載)
小林会長が、アジアにおいて英語を共通語(リンガ・フランカ)として使用する意味について解説しました。
アジアは、高度にコンテクストに依存している社会である。アジア人同士がコミュニケーションを行う場合、相手の言語を習得したとしても、社会的・文化的コンテクストを理解している保証がないため、多くの誤解が発生する可能性がある。そこで、一度低コンテクスト言語である英語に翻訳することにより、ミスコミュニケーションが発生する可能性は少なくすることができる。アジア地域で英語を用いてコミュニケーションを行う意義がそこにあり、アジア地域では、まさに英語はリンガ・フランカである。
※リンガ・フランカ: 共通の母語を持たない集団内において意思疎通に使われている言語のことを指す。 現在では、「共通語」や「通商語」の意味で使われることが多い。
アジアにおけるリンガ・フランカとしての英語(小林潔司)PDF