全国に15万橋を超える道路橋は,10年後にはその半数が築後40年を経過すると言われ,維持管理の重要性が指摘されています。床版損傷のメカニズムとしては,輪荷重の繰り返し及び水の影響を最大の原因とし,過去の当委員会の活動の中でも多くの知見を得てきました。しかし,供用期間が長くなるにしたがいコンクリート材料の劣化(塩害,凍結融解,アルカリ骨材反応など)も考えなくてはならない状況にあり,損傷程度に応じた補修工法の選定や適切な予寿命評価が求められてきています。さらに,これらの劣化抑制策として,床版防水の効果が高く評価されており,防水層の重要性も指摘されてきているところです。
このような背景の下,鋼構造委員会では「道路橋床版の維持管理に関する検討評価小委員会(委員長:大田孝二)」を組織し,およそ3年間の活動を進めてまいりました。この度,本委員会の活動成果としてとりまとめた道路橋床版の維持管理マニュアルおよび道路橋床版防水システムガイドラインを報告するとともに,道路橋床版の維持管理に関わる一般講演論文の発表もあわせた「第7回道路橋床版シンポジウム」を開催することといたしました。つきましては,多数の方々にご応募いただきたくご案内申し上げます。
● 主 催 : 公益社団法人 土木学会
(担当:鋼構造委員会 道路橋床版の維持管理に関する検討評価小委員会)
● 日 時 : 2012年6月21日(木)・22日(金) 9:00~17:00
● 場 所 : 土木学会2階 講堂ほか
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内) TEL:03-3355-3559
● 参 加 費 : 12,000円程度 (参加費、委員会報告書,シンポジウム論文集代金を含む)
参加費用は、第7回道路橋床版シンポジウム開催案内時(学会誌2012年3月号掲載予定)に、 シンポジウム参加費としてお支払いいただきます。
● シンポジウム論文募集テーマ :
道路橋(新設,既設)の床版(鋼床版を含む)およびその防水工における損傷,劣化,補修補強,維持管理に関わるテーマ
(例:損傷事例,点検手法,劣化診断,補強工法,LCC,維持管理手法etc.)
● シンポジウム論文の形式 :
フルペーパーは,A4版6ページ(白黒印刷)を原則とします
*超過ページ分は,別途料金をいただくこともあります
● 申込方法 :
当小委員会(鋼構造委員会「道路橋床版の維持管理評価に関する検討小委員会」)のホームページから,アブストラクトの申込みをお願いします.
1) http://committees.jsce.or.jp/steel01/ へアクセス
2) 「アブストラクト申込(Abstract submission)」を選択
3) 下記の必要事項(1)~(5)をご記入後、最下段の【送信】ボタンにて申込み完了
(1)論文タイトル
(2)発表者名,連名者名
(3)ご所属と連絡先
(4)シンポジウム論文の概要(400字以内)
(5)キーワード
なお,申込みをいただいた方へは,小委員会内で審査の上,「シンポジウム論文作成要領」をE-mail にて送付いたしますので,シンポジウム論文(フルペーパー,A4版6ページ)の作成をお願いします。また,投稿していただいたシンポジウム論文の採否につきましては,本委員会幹事会内で厳正な査読を行った上で,E-mailにてご連絡いたします。
● 応募締切 : アブストラクト申込締切 2011年10月14日(金) 17:00【必着】
(フルペーパー投稿締切 2011年12月28日(水)の予定)
● 問合せ先 : 公益社団法人 土木学会 研究事業課
担当:佐藤雅泰
東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内
TEL 03-3355-3559 FAX 03-5379-2769