メインコンテンツに移動
土木学会 技術推進機構 土木学会
技術推進機構

メインメニュー

  • 土木学会

技術評価制度

  • 技術評価制度
    • 技術評価ギャラリー
    • 評価実績
    • 評価の流れ
    • 書類ダウンロード
    • 評価対象技術
    • 費用
    • お問い合わせ

技術評価制度

現在地

ホーム

技術評価 第3号-サクセム

投稿者:匿名ユーザ 投稿日時:月, 2023-06-19 11:11

超高強度繊維補強コンクリート『サクセム』

 

*クリックするとPDFファイルが開けます。

依頼者

  サクセム研究会
  (鹿島建設株式会社、デンカ株式会社、
  住友電気工業株式会社、三井住友建設株式会社)

 

有効期限

  2021.11.15から2026.11.14 の5年間

 

評価履歴

  初回:2006年11月15日
  更新1回目:2011年11月15日
  更新2回目:2016年11月15日
  更新3回目:2021年11月15日

 

 

 

概要

 
「超高強度繊維補強コンクリート『サクセム』」は、日本国内の材料と技術で構築したコンクリートです。

セメントと特殊混和材を含むプレミックス粉体、細骨材、特殊鋼繊維、特殊減水剤及び水とで構成されています。水結合材比15%程度で水和反応によって化学的に緻密化された硬化体を形成し、通常のコンクリートに比べて格段に高い圧縮強度及び耐久性を実現しています。

また、特殊鋼繊維を混入することにより、高い引張強度と高い靭性が得られ、サクセムが引張応力を負担することができるため、構造物に鉄筋を配置する必要がありません。

 
 技術評価概要_第3号 

 

技術の特長

 
我が国独自の技術で開発された超高強度繊維補強コンクリート(UFC)の『サクセム』は、画期的な構造物を実現します。
 

  『サクセム』の6つのメリット 

 
1. 設計基準強度180N/mm2を実現
   高い圧縮強度を有するため、超高強度部材が実現できます。
 
2. 鉄筋が不要
   高い引張強度とじん性により、鉄筋を配置する必要がありません。
 
3. 極薄部材を実現
   圧縮強度が高く、鉄筋が不要なため、部材厚さを極限まで薄くすることができます。
 
4. 複雑な部材も製作可能
  流動性が高く、自己充てん性を有するため、薄い部材や複雑な形状の部材でも製作が可能です。
 
5. 建設費を低減
  部材の軽量化により、架設費や基礎の建設費の低減が実現できます。
 
6. ライフサイクルコストを低減
  耐久性が極めて高く、ライフサイクルコストを低減することが可能です。
 
 
 
『サクセム』を用いたUFC床版
 

  ・UFCの高い強度を生かして軽量化を実現
  ・輪荷重走行試験等により100年以上の疲労耐久性を確認
  ・材料の緻密さにより高い耐久性を実現
⇒
道路橋の長寿命化に寄与

 

 
 
『サクセム』を用いた高性能RC橋脚「HiDuc橋脚」
 

  ・常時、L1地震後における高い耐久性
  ・L2地震後における耐震性の保持と高い復旧性
  ・想定以上の地震に対する高い耐震裕度

 

 
 
 

実績

 
■ 実績データ
<⽤ 途> 橋梁7件、床版9件、型枠4件、建材7件、その他5件
▷ 詳細は こちら からご確認ください。
 
 
■ 施工事例
下記以外にも多数の事例が紹介されています。こちらからご確認ください。
 

 【サクセム床版】信濃橋入路


サクセム床版製作状況


サクセム床版設置完了

 『サクセム』が国内で初めてワッフル型床版(道路橋)に採用された事例です。

 
 阪神高速道路西船場ジャンクションの1号環状線信濃橋
入路のうち一般国道172号と交差する新設の鋼単純合成
鈑桁橋です。
 床版の高耐久化と軽量化および床版架設工事の急速化を
実現するために採用されました。
 
  ◇さらに詳しく・・・サクセムHPへ

 

 【プレストレストコンクリート歩道橋】リバーサイド千秋連絡橋


サクセムの製造


連絡橋完成

 厳しい建築限界をクリアする低桁高の歩道橋を『サクセム』により実現した事例です。

 
 リバーサイド千秋連絡橋は、道路を挟んで建設された
商業施設の2階同士を連絡するための歩道橋です。
 建物の階高制限と道路の建築限界から桁高を極限まで
小さくするためにサクセム桁が採用されました。
 
 サクセム桁を採用したことにより上部工の重量が大幅に
軽量化でき、制振橋脚工法を併用することにより、基礎工に関しては約50%と大幅なコストダウンにつながりました。
 
 ◇さらに詳しく・・・サクセムHPへ
 
 
■ 発表文献
2006年7月~2020年5月:92件 
▷ 詳細は こちら からご確認ください。
 
 
■ 受賞履歴
2022 年 6 月:土木学会技術賞 
《阪神高速 12 号守口線への平板型 UFC 床版の適用「先進技術の活用による 道路橋床版更新の高度化」》
 
2021 年 6 月:コンクリート工学会賞技術賞 
《阪神高速道路信濃橋入路橋におけるワッフル型 UFC 道路橋床版の施工」》
 
2019 年 6 月:土木学会田中賞作品部門(技術) 
《阪神高速玉手入路への「平板型 UFC 床版を用いた床版取替え技術」》

※その他:UFC 床版関連で技術開発賞等の受賞 4件

 
 

関連情報

 
【ウェブサイト】
  サクセム研究会
 
【問合せ先】 
     サクセム研究会 
     問合せフォーム:http://www.suqcem.com/contact.php
     TEL: 03-3231-2553
新着・お知らせ

(c)Japan Society of Civil Engineers