◆ 2022年度活動計画 ◆2022年度委員名簿
活動の目的
・ 社会インフラのメンテナンスは、対象(事業、構造物、素材等)とプロセス(調査・計測・診断・補修)の組合せが多いため、担い手が必要とする教材とその体系化が不十分である。
・ また、公共サービスとして社会インフラ利用を継続的に提供するためには、土木分野の知識とマネジメント手法、情報通信技術、地域コミュニティ連携等の「知」を融合する必要がある。
・ 本小委員会は、社会インフラの維持管理に関して、多分野・異分野との知の融合と教材の開発の推進を図る。
活動の計画 以下、第1期(2020年6月~2022年5月)の項目を継続して活動する。
1) 初学者向けのメンテナンスに関わる教材の開発
「“はじめて”のインフラメンテナンス講座(前編、後編)」を開講する。
受講者質問への回答、効果の評価および今後の教材開発を検討する。
2) インフラメンテナンスの知の体系化に関する検討
a) マンダラ形式で整理した「社会インフラの効果的・持続的なメンテナンスを支える機構・行為」について、検討を深める。
b) インフラ別/構造別の土木外連携(研究開発、事業化)の状況について事例等を追加・整理する。
c) SIP実施者にアンケート・ヒアリングを行い、土木外連携の要所について検討を深める。
3) インフラメンテナンス関連書籍の増補検討
既刊「社会インフラメンテナンス学」の増補の方針等を検討する。
1. 教材開発支援分科会(WG1)の成果
(1)初学者向けのメンテナンスに関わる教材として、無料オンライン講座「“はじめて”のインフラメンテナンス講座」を開講した。
[前編]2022年5月9日(月)~6月6日(月) …登録者:1,101名、修了者:746名、アンケートの88.9%が満足
[後編]2022年6月6日(月)~7月4日(月) …登録者:1,037名、修了者:646名、アンケートの90.1%が満足
ネットラーニング社の過去の47講座の中で、修了率は1位(前編)・2位(後編)、ログイン率は2位
(2)「社会インフラメンテナンス学」の増補を検討し、現時点で改訂の必要は無いと判断した。
2. 知の体系化検討分科会(WG2)の成果
(1)令和4年度「土木学会全国大会」研究討論会 2022年9月13日(火) 10:00~12:00(完全オンライン式)を開催した。
ピーク視聴者数:474名、総視聴者数:968
タイトル:継続的な社会インフラメンテナンスのための「知の体系化」
座長:野澤 伸一郎(東日本旅客鉄道)
話題提供者:長山 智則(東京大学),大竹 淑恵(理化学研究所),若原 敏裕(大崎総合研究所),本間 淳史(東日本高速道路)
1.「知の体系化小委員会」の概要 ◆1_小委員会概要
2.話題提供者の自己紹介 ◆2_自己紹介
3.土木内外連携に関するアンケート等の報告 ◆3_アンケート報告
4.討議
1)土木内外連携の要所;プロジェクトマネジメント面 ◆4_1_討議1
2)土木外連携が成功した事例とその理由 ◆4_2_討議2
3)連携相手の選定において重要視すること ◆4_3_討議3
4)対等な横のつながりを保つために必要なこと ◆4_4_討議4
5.質疑応答、全体を通して ◆5_質疑応答、全体を通して
(2)SIP実施者にアンケート・ヒアリングを行い、土木外連携の要所について検討した。【継続検討中】
(3)「インフラメンテナンス曼荼羅(MANDARA)」の更新、活用を検討した。【継続検討中】