小委員会の名称
環境技術小委員会
Environmental Engineering Subcommittee
活動目的
経済、社会の基盤となる電力、ガス、石油、石炭等のエネルギー関連施設は、大規模かつ広範にわたるため、常に周辺環境との係わりを考慮しつつ、適切な対応をはかる必要があります。エネルギー関連施設のうちでも、土木技術者が関与する施設は自然環境を改変して構築する場合が多いため、環境技術小委員会ではエネルギー土木の計画、建設、運用にあたって常に環境に十分配慮したものとなるよう調査検討、情報交換を行うことを活動目的としています。
活動内容
環境技術小委員会の最近の活動成果としては、発電所の環境アセスメントを迅速に進めるのに役立つ技術の開発動向を調査し、環境調査技術、環境情報データベース、予測・評価手法の開発動向と活用事例を取りまとめた報告書をこのホームページに掲載しました。
また、分科会を設けて活動した成果を「エネルギーと気象工学~災害に強い電力設備と安定供給を目指して~」と題して出版しました。これは水力、太陽光、風力などの発電所、ならびに送電線や配電線の計画・建設・運用に欠かせない気象観測、気象予測、気象情報の活用といった気象工学の最新情報を解説し、それがエネルギー事業にどのように使われるのかをまとめたものです。
現在は、2006年に発表した報告書「再生可能エネルギー開発の現状と課題」の改訂を進めています。これは発表から約10年を経過して、技術の進歩は勿論のこと、地球温暖化の進行、欧米を中心とした再生可能エネルギーの大量導入、東日本大震災による原子力発電所の停止と再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の導入など状況が大きく変化したことに対応したものです。
委員構成
環境技術小委員会は社団法人土木学会エネルギー土木委員会の下部組織で、委員長以下14名で構成されています。小委員会は年3回程度開催され、調査および運営に係わる事項を審議しています。
職 名 |
氏 名 |
所 属 |
委員長 |
仲敷 憲和 |
(一財)電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部 首席研究員 |
委員 |
池田 博嗣 |
九州電力(株) テクニカルソリューション統括本部 総合研究所 社会インフラグループ長 |
〃 |
上島 顕司 |
国土交通省 国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部 沿岸域システム研究室 室長 |
〃 |
小笠原 義浩 |
東北電力(株) 発電・販売カンパニー 土木建築部(土木建築業務)課長 |
〃 |
小畑 大作 |
四国電力(株) 電源事業本部 水力土木運営グループマネージャー |
〃 |
清水 隆夫 |
元 (一財)電力中央研究所 赤城試験センター 所長 |
〃 |
杉山 陽一 |
中部電力(株) 技術開発本部 電力技術研究所 土木技術グループ 研究主査 |
〃 |
高澤 英樹 |
北陸電力(株) 土木部 土木計画チーム 課長代理 |
〃 |
田中 邦保 |
四国電力(株) 土木建築部 土木技術グループリーダー |
〃 |
田中 則和 |
北海道電力(株)土木部 土木エンジニアリンググループリーダー |
〃 |
日野 裕司 |
経済産業省 商務情報政策局 産業保安グループ 電力安全課補佐 (水力担当) |
〃 |
西川 亨 |
関西電力(株)土木建築室 計画グループ マネジャー |
委員兼幹事 |
滝野 晶平 |
東京電力ホールディングス(株) 経営技術戦略研究所 技術開発部 環境・エネルギーエリア |
〃 |
藤田 岳 |
電源開発(株) 技術開発部 茅ヶ崎研究所 土木技術研究室 リーダー |
2022年3月更新 職名別(五十音順)
これまでに得られた成果