この小委員会では,津波の橋への作用力をいかに推定するか,ベンチマークテストを実施することになりました.課題は下記の2つです.2つの課題のどちらかだけでも,両方の課題に取り組んでいただいても結構です.どなたでも参加できますので,どうぞよろしくお願いします.
九州工業大学で実施された実験の,実験開始後14秒~16秒の2秒間の橋桁への作用力(あるいはその最大値)を求めて下さい.抗力(水平力)と揚力(鉛直力)です.圧力計の配置により3パターンありますが,同一条件の実験と考えて下さい.実験で計測された作用力も公開されていますので,推定精度をご自分で確認することができます.
下記のファイルをダウンロードしてください.課題1の説明PDF文書および,実験データのCSV(カンマ区切り)ファイルです.なお, 水位は実験開始後6秒~16秒,その他は14秒~16秒のデータです.ファイルが表示されていない場合,下の「もっと読む」という箇所をクリックしてください.
立命館大学で実施された実験の,実験開始後2秒~4秒の2秒間の橋桁への作用力(あるいはその最大値)を求めて下さい.橋軸方向の軸力と,橋軸直角方向の水平力,そして鉛直方向の揚力です.同一条件で実施された直橋模型を用いた実験に関して,水位,流速および作用力の計測データを公開します.斜橋模型を用いた実験の水位と流速のデータのみを公開しますので,桁模型への作用力を推定してください.実験結果はシンポジウムの当日,公表します.
下記のファイルをダウンロードしてください.課題2の説明PDF文書および,実験データのCSV(カンマ区切り)ファイルです.実験データの校正値が間違っており,8月5日に修正データをアップしました.斜橋のファイルには,作用力も書き込みました.
結果は8月4日(木)に開催するシンポジウム(東京・四谷・土木学会)で発表していただきます.概要集原稿(2ページ)の締め切りは6月18日(金)です.詳細は「対津波設計のベンチマークテストに関するシンポジウム」の開催通知をご覧下さい.課題内容に関する質問があれば,小委員会委員長の伊津野(izuno[at]se.ritsumei.ac.jp)までご連絡ください.
課題1は結果が公表されている問題で,推定精度を向上させるための工夫や注意点について,知識の共有を図りたいと思います.課題2は結果を当日まで公表しない問題としておりますが,各手法の優劣ではなく,違いについて参加者で議論できればと考えています.
添付 | サイズ |
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課題1説明 | 192.98 KB |
課題1水位 | 661.38 KB |
課題1流速および作用力 | 169.54 KB |
課題1圧力パターン1 | 252.87 KB |
課題1圧力パターン2 | 250.24 KB |
課題1圧力パターン3 | 326.09 KB |
課題1参考資料:構造工学論文集 | 1.13 MB |
課題1参考資料:土木学会論文集 | 1.22 MB |
課題2説明 | 308.97 KB |
課題2データ(直橋)8月5日修正版 | 27.19 KB |
課題2データ(斜橋)8月5日修正版 | 27.99 KB |