令和7年度の土木学会中国支部長を拝命しました西日本高速道路㈱中国支社の赤松 邦康です。どうぞよろしくお願いいたします。
はじめに、令和6年度の支部運営の任にあたられました、岡山大学 西山支部長、橋本幹事長、氏原事務幹事におかれましては、事業の運営に多大なご尽力を頂きましたこと、心より御礼申し上げます。
ここで支部長就任に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
近年の土木に関わる自然環境に目を向けますと、運用後初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」が気象庁から発表されることとなった日向灘地震や、岩手県・岡山県・愛媛県など各県で発生した大規模な山林火災など、自然災害等が頻発している状況です。
また、高度経済成長期に集中的に整備されたインフラ施設の老朽化が進行しており、その対策と安全確保の重要性がより一層増しています。こうした状況下で、防災・減災対策、インフラ施設の老朽化対策、工事の安全対策など土木技術の向上と技術的役割が求められているところです。
このような情勢の中、土木学会では「土木工学の進歩及び土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、多岐にわたる取り組みを進めています。中国支部においては、支部研究発表会や研究奨励、また土木の日関連行事(親子現場見学会、土木実験教室、どぼくカフェ・土木ツアーなど)や各種表彰などの取り組みを計画しています。これらの活動を通じて、次世代の土木技術者を育成するとともに、一般の方々に土木技術の社会的な役割や重要性を理解していただき、土木分野への関心を喚起することを目指していきたいと考えております。
最後になりましたが、みなさんとともにより一層活気ある中国支部となるよう、微力ながら頑張らせていただきますので、会員皆様のご支援をいただければ幸いです。それでは、この一年よろしくお願いします。