「選奨土木遺産」とは
橋梁・トンネル・ダム・防波堤、発電所、灯台など私たちの生活を支えている土木構造物のうち、築造後50年以上が経過し技術的にも歴史的にも価値のあるものを土木遺産と呼んでいます。
土木学会では平成12年(2000)年度より下記の趣旨のもとこれらの土木遺産の中から毎年20件程度を「選奨土木遺産」として認定しています。
中国地方では、令和3年度までに、38件を認定しています。
①社会に対するアピール
土木遺産の文化価値を評価し、土木構造物に親しみを持ってもらうこと。
②土木技術者に対するアピール
先達に仕事の価値を認識し敬意を払うとともに、将来の文化財創出への認識と責任の自覚を喚起すること。
③地域づくりへの活用
土木遺産は、地域の自然や歴史・文化を中心とした地域試算の核となるものであるとの認識を喚起し、歴史的土木施設を生かした地域性あふれるまちづくりを促すこと。
④失われる恐れのある土木遺産の救済
貴重な土木遺産を保護・保存し、後世へ伝えること
〇「中国地方の選奨土木遺産」第3版(土木学会中国支部創立80周年記念―令和3年11月発刊)※名前をクリックすると詳細が出ます
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