■研究の目的
建設分野では人口減少や少子高齢化による労働者不足,インフラの老朽化と施設の更新,生産性の低迷,技術革新と技術の伝承,防災・減災対策などの課題に直面しているが,CIM,i-Constructionでは3次元モデルの活用により,それらの課題を解決しようとしている.
本研究では,3次元設計モデルにアノテーションとアトリビューツを付与した3D Annotated Modelに着目し,他分野の活用事例の調査を通じて,建設分野における3D Annotated Model適用による有効性や具体例を研究し,それに基づく情報発信を行うものである.
■研究の計画
1.他分野の活用事例の調査(JEITA,JAMA,SJAC)
(ア)文献調査(第1年度)
(イ)現地調査及びヒアリング(第1年度~第4年度)
2.建設分野における3D Annotated Model適用による有効性の考察
(ア)建設分野の課題の分析と有効性の考察(第1年度)
3.建設分野における3D Annotated Model適用による具体例の抽出と実装
(ア)具体化する建設分野の課題や対策を抽出(第2年度~第3年度)
(イ)アプリケーションによる3D Annotated Modelの実装(第3年度~第4年度)
4.研究成果の論文執筆(第1年度~第4年度)
5.上記成果の情報発信(第1年度~第4年度)
■活動概要
・期間:2019年度~2023年度(4カ年)
・開催頻度:小委員会は毎月開催予定。分科会については未定。
・委員:定員15名程度
・参加条件:①小員会への出席率70%以上。②自ら研究活動と情報発信が行える方。
・小委員長:城古雅典(前田建設工業(株))
・副小委員長:石田仁(五洋建設(株))、福士直子(国際航業(株))。
・応募締切:2019年5月17日
・応募先:城古宛(jiyouko.m@jcity.maeda.co.jp)にメールで御連絡頂けますようお願い致します。