■研究の目的
- 道路構造物の大半は地方公共団体が管理しており、インフラの維持管理を適切に行うため、データ・システムアーキテクチャの標準化が課題である。
- 建設ICTデータ連携研究小委員会(2016年6月~2018年5月)の研究の結果として、「道路事業における建設後の構造物管理では建設段階とは違う業務プロセスとデータの管理が必要とされる」との知見を得た。
- 本小委員会は、道路構造物の維持管理手法として構造体モデルと属性情報及びそれらを一体的に管理する方法の確立を目指す。
■研究の計画
概ね、1)~3)は2018年度、4)~6)は2019年度に実施する計画である。
- 現状の構造物点検記録等から構造体モデルに付与する属性情報を抽出し、追加すべき属性情報を検討・整理する。
- 属性情報を付与する構造体モデルの仕様を検討し、CIM導入ガイドライン(案)のモデル仕様との差異を検討・整理する。
- 上記の属性情報及びモデル仕様に関する、市販CIMソフトウェアの対応可能性を調査し、管理ソフトとして必要な機能要件を検討・整理する。
- 構造物モデルに付与する属性情報と既存点検記録等を連携運用する現実的な手法を検討・提案する。
- 既存構造物の点群データ等から構造物モデルを作成する現実的な手法を検討・提案する。
- 構造体モデルと属性情報の管理ソフトが提供された場合に想定される、構造物の維持管理手法による効果を検討・提案する。
■活動概要
・期間:2018年度~2019年度(2カ年)
・開催頻度:小委員会議は年4回、分科会は1~2か月に1回程度開催
・イベント:毎年5月、データモデルセミナーを開催予定。
・委員:定員20名程度
上記、属性情報、モデル仕様、管理ソフトに関する研究のいずれかを積極的に行える方
・小委員長:和泉 繁(大日本コンサルタント(株))
・副小委員長:青山憲明(国土技術政策総合研究所);属性情報標準化分科会担当
羽田野恒((株)ネクスコ東日本エンジニアリング);構造体認識モデル分科会担当
山崎元也(東京農業大学);管理ソフト研究分科会担当
・応募締切:2018年7月31日
・応募先:和泉宛(izumi@ne-con.co.jp)にメールで御連絡頂けますようお願いします。
~ 以上 ~