■趣旨
国土交通省の推進するCIMは調査設計段階から施工段階、維持管理段階まで、全体の合理化を目指すものであり、設計、施工におけるCIMモデルの活用やデータの付与については、数多くの試行をもとに多くの議論がなされている。
その結果として、設計、施工段階においては、CIM導入ガイドラインやi-Construction基準のように、データの取り扱いの要領が整備されつつある。
ところが維持管理段階のCIMやi-Constructionについては、まだ十分な議論や試行がなされておらず、そのような中で、新たに港湾構造物等に関する議論も加わり、今後も様々な構造物に展開されていくことが予想される。
本小委員会は、ICTの導入(i-Construction等)が急速に進む国土交通省の将来の動向を見据え、河川構造物や港湾構造物等について維持管理段階におけるCIMモデルのあり方を議論し、維持管理データの保管や、活用手法の検討を行う。
なお、道路構造物の維持管理については土木情報学委員会「道路構造物維持管理データモデル研究小委員会」と、設計・施工段階のCIM、i-Constructionに関しては土木情報学委員会「建設3次元情報利用研究小委員会」と連携しながら進める。
■研究計画
1)i-Construction等で提案されている新しい調査技術、検査技術を整理、課題を抽出、解消につながる提言を行う。
2)維持管理に関係するシステムとして、施設管理、台帳、補修履歴等を整理、課題を抽出、解消につながる提言を行う。
3)維持管理を想定したCIMモデルの標準化に関する提言を行う。
4)上記成果の情報発信
■活動概要
・期間:2018年度~2019年度(2カ年)
・開催頻度:1~2か月に1回程度開催
・開催場所:原則、大阪開催
・委員:定員20名程度(ただし情報収集、事例提供、イベント運営等を積極的に行えるかた。)
※ 応募者が定員を超えた場合、オブザーバ等での参加をお願いする事があります。
・小委員長 :五十嵐 善一(株式会社パスコ)
副小委員長:宮田 岩往(株式会社奥村組)
:萩原 修身(株式会社日立ソリューションズ)
・応募締切日:2018年7月31日
・応募先 :五十嵐宛(ziehns8077@pasco.co.jp)にメールで御連絡頂ければと思います。
以上