■研究目的
平成28~29年度IoT活用研究小委員会の調査・研究活動にて作成した土木分野の将来ビジョンを踏まえて、社会インフラ分野へIoT/AIの適用を推進するための研究を行う。
土木分野において、IoT/AIによる生産性向上と新たな価値の創造を実現するために、IoT/AIの課題に取り組む研究を調査するとともに、現在入手可能なIoTデータを対象に、AIによる分析・活用方法を研究する。
また、これらの調査・研究結果に基づき、土木技術者がIoT/AIを利活用するための情報提供を行う。
■研究計画
土木分野において、IoTデータを収集・加工し、深層学習を中心としたAI技術を適用するには、用途によって、継続的なデータ収集の問題、データ共有の問題、教師データ作成の問題、求められる精度の問題、制度的な障壁など、土木分野特有の課題がある。これらの課題解決に向けた取り組みに関する調査を行い、土木分野でIoT/AIが適用可能となる範囲と必要な対策についての研究を行う。
現在取得可能な土木特有のIoTデータを対象に、AI分析を行うための手順を整理するとともに、前処理の省力化、精度の向上、マルチモーダル化などの手法に関する研究を行い、土木技術者がIoT/AIを活用するための情報を提供する。
深層学習以外のAI手法、IoT/AIのための共通プラットフォーム、Society 5.0による新しい価値など、IoT/AIに関連する先端的情報技術の動向について調査し、新たな研究テーマを検討する。
土木技術者に、IoT/AIの利活用に関する情報提供を行うことを前提に、小委員会企画のセミナーを年1回開催する。また、他の委員会や他の学会の講演や執筆にも、積極的に協力する。
■活動概要
・期間:2018年度~2019年度(2か年)
・開催頻度:1~2か月に1回程度開催
・イベント:土木情報学シンポジウムでの発表、独自セミナーの開催、雑誌への投稿等。
・委員:定員25名程度
※イベント運営、技術発表、セッション座長担当、論文査読等を積極的に行える方。
・幹事:枡見周彦 小委員長(JIPテクノサイエンス株式会社)
蒔苗耕司 副小委員長(宮城大学教授)
・応募締切:平成30年7月31日
・応募先:枡見宛(masumi@cm.jip-ts.co.jp)にメールで御連絡頂けますようお願いします。
以上