交通基盤情報ビジネス小委員会は,土木学会の調査研究部門の一つである「情報利用技術委員会(土木情報システム委員会より改称)」の下部組織として設置されています。
また,交通基盤情報ビジネス小委員会には,その下部組織として,研究の対象別に3つの分科会が設置されています。小委員会の実質的な活動は分科会ごとに行い,定期的(1か月に1回程度)に分科会の会議を開催しています。分科会の活動については,小委員会の合同会議(副主査以上出席)および全体会議(全委員出席)で状況を報告し,分科会間の情報交換および調整を行っています。
各分科会の活動範囲は次のとおりです。
道路・鉄道など交通の用に供する「土木構造物」自体ではなく,交通サービスや交通行動などのソフトウェア面を主な研究対象とします。そして,将来の生活シーンで期待される交通情報ビジネスを想定し,ビジネスが成立するために必要な要素技術,法制度等の将来像を描き,それを実現するための方策を提案します。
道路の役割を把握し,「わかりやすく,使いやすく,居心地よい」社会活動の空間として甦生させ,ビジネスの潮流を創り出します。ビジネスモデルの対象エリアとしては,基本的に道路管理者が取り扱う道路区域内としますが,一部の沿道建物や公共性の高い施設等も含めます。なお,一個人・企業だけで公共空間を取り扱うことは困難であることから,事業提案等を含めたモデルを構築します。
道路交通<「人(モノ),道路,車両,およびそれらを包括する環境とで構成>を提供する重要な社会基盤である“道路”に焦点をあて,その効率的な管理・運用を支援する情報基盤(資産管理の効率化のための情報収集と提供)のあり方について検討します。その中で,新たな事業イメージ(情報提供ビジネスを含む)を構築します。