阪神・淡路大震災は,1995年1月17日午前5時46分に淡路島北部を震源に発生したマグニチュード7.3の地震によって発生した大災害です.多くの建物や高速道路・鉄道等のインフラ構造物が倒壊し,当時の多くの技術者に衝撃を与えました.この被害を契機として,道路橋示方書は,当時の最先端の研究成果を取り入れ、設計地震力の見直しを行うとともに,構造物の塑性化を考慮して粘り強い構造となるように様々な規定が見直され,免震設計に関する規定も導入されました.この震災以降,多くの研究が活発に実施され,構造物の耐震設計技術はめざましく向上したといえます.
この地震被害から2025年1月で30年を迎えるにあたり,橋梁等の耐震設計シンポジウムでは,阪神・淡路大震災当時に第一線で活躍されていた耐震技術者の実体験に基づく知見を今の若手技術者に伝承すべく、当時の振り返りの特別講演を企画しました.当時のことを知らない若手技術者を中心に出来る限り多くの方に聴講いただきたく,シンポジウムとは別で,本特別講演のみ無料で聴講できるようにしています.ふるって参加いただけますようお願い申し上げます.
1.主催:土木学会・地震工学委員会・性能に基づく橋梁の耐震計画・設計・診断に関する研究小委員会
2.スケジュール:2024年7月17日(水) 15:00~17:00
<資料のダウンロードが可能になりましたら、講演題目をクリックしてダウンロードしていただけます。>
3.方式:対面とZoomのウェビナーの併用 (期間限定で後日無料配信を予定)
※対面聴講は第27回橋梁等の耐震設計シンポジウム参加者に限ります.対面聴講を希望される方はそちらにお申し込み下さい.
※質疑は対面聴講の方に限定させていただきます.あらかじめご了承ください.
4.定員:800名(リモートのみ)
5.参加費:本特別講演の聴講のみ無料
※第27回橋梁等の耐震設計シンポジウムの参加には別途参加費必要です.詳細はこちら
6.申込方法:土木学会行事案内ページより申し込みをお願いいたします.
※第27回橋梁等の耐震設計シンポジウムに参加予定の方は追加で申し込む必要はありません.
7.申込期限:2024年7月10日(水)
8.CPD登録:申請予定
受講証明書の発行については以下の通りとします.
発行の条件:
・事前に参加登録され,当日実際に聴講された方
・特別講演終了時に画面表示するURLより,本特別講演から得た学びについてのアンケートを1週間以内に返信された方
注意事項
・第27回橋梁等の耐震設計シンポジウムに参加予定の方は,シンポジウムの単位に含まれます.本特別講演のみの受講証明書の交付は出来ません.
・後日配信を聴講された方には受講証明書は発行しません.証明書の交付を希望される方は,必ず当日の特別講演に参加下さい.
・他団体へCPD単位を登録する場合は,その団体の登録ルールに則って行われます.
単位が認定されるかどうかは、直接その団体にお問い合わせください.
9.問い合わせ先:
土木学会・事務局研究事業課 佐々木
ssk"at"jsce.or.jp ("at"を@に変えて下さい)
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)
2024年7月17日(水)・18日(木)に第27回橋梁等の耐震設計シンポジウムを開催いたします.
本シンポジウムは,橋梁等の耐震設計に関する最新の研究情報や実務事例等を意見交換する場として,1998年以降ほぼ毎年開催されています.今回も,橋梁等の耐震設計に関する研究情報や耐震計画・設計・診断および耐震補強に関する実務事例に加え,耐震計画,設計,診断を合理的,効果的に行うための学術的課題の解決に関する報告や,地震被害の分析・応急対応・復旧に関する検討等も数多く投稿されることを期待しています.橋梁等の土木構造物の耐震設計に関わる研究者や設計実務に従事する技術者をはじめ,多くの方々に本シンポジウムへのご参加,また論文発表をしていただきたく,ご案内申し上げます.
今回は令和6年能登半島地震の特別セッションの立ち上げを検討しています。積極的な論文投稿・発表をお願いします。
若手研究者・技術者を対象に優秀講演者表彰を行っています.本シンポジウムでの多数の若手研究者・技術者の皆様のご講演を期待いたします.
記
参加費:発表者・聴講者ともに 正会員10,000円/人,学生会員6,000円/人,非会員(学生非会員を含む)15,000円/人
(いずれの場合もシンポジウム講演論文集が含まれています)
論文投稿をして頂く方も,論文1編の投稿申し込みにつき同額の参加費を論文毎にお支払い頂きます.2編以上の論文投稿の申し込みされた方は,申し込みの数と同数の参加申し込みをお願いします.
ただし,若手研究者と若手技術者の論文発表の促進を目的として,以下の条件をすべて満たす場合には2編目以降の参加費を半額とします.また,その場合にお渡しするシンポジウム講演論文集は,最大2冊とします.
・橋梁等の耐震設計シンポジウム開催年の4月1日23:59時点において満40歳以下(1983年4月2日以降が誕生日)の個人会員であること.正会員に限り、学生会員は認めない.
・全ての投稿論文で第一著者であること.
※講演申込時に第一著者であった論文が,論文投稿時に変更になった場合はその差額をお支払いいただきます.
例:満40歳以下の正会員が同一の第一著者として3編の論文を投稿した場合の参加費は,¥10,000円/編+2編×¥10,000円/編×0.5(割引率)=¥20,000円
お渡しするシンポジウム講演論文集は2冊とする
申込方法:
講演の申し込みは4月頃に立ち上げる講演申込用ホームページからお願いします。講演申し込みと同時に参加申し込みもお願いする予定です。
聴講の申し込みも4月頃にご案内します。シンポジウムの1~2週間前までに事前の申し込みが必要となりますので、ご注意ください。
募集のテーマ:★令和6年能登半島地震に関する分析・検討,①近年の地震による被害の分析,②地震直後の応急対応・復旧対応,③地震活動度および地震危険度,④地震動および地盤特性,⑤土の動的性質と地盤の安定性,⑥地盤−構造物系の相互作用,⑦構造物と構造要素の実験,⑧構造物の地震応答・解析手法,⑨免震・制震,⑩耐震構造計画・設計⑪耐震診断・耐震補強,⑫地震リスクマネジメント,⑬津波の影響,⑭構造部材の劣化と耐震性,⑮危機耐性,⑯新素材・新材料・新技術による耐震構造,⑰その他
講演申込締切日:2024年5月中旬を予定
論文提出方法:
講演申込締切後に開設する論文投稿用ホームページより投稿をお願いします。
論文書式は,こちらからダウンロードできます.第26回以前の書式は用いず,必ず第27回の書式をダウンロードして使用して下さい.なお,論文原本のPDFへの変換についてですが,文字化け等を防ぐため,作業方法(PDF)をご確認頂いた上で変換願います.論文中の図表はカラーでも構いませんが,当日お渡しする論文講演集は白黒印刷となりますので,白黒印刷でも判別できるようにご注意下さい.
論文提出期限:2023年6月中旬を予定
※投稿者の公平性確保から,今回は期限を延長しません。必ず期限を厳守してください。
講演プログラム:プログラムは7月に公開予定
講演方法:講演論文1編に関して,発表時間10分,質疑応答5分を目安にしていますが,進行は全て座長の判断に従って下さい.
CPD登録:土木学会認定CPDプログラムを申請予定です
注意事項:
1) 発表当日に発熱症状等の体調に不安のある方は,リモートで参加下さい.
2) 対面での発表者は,原則として,土木学会の発表会場に設置されたPCを使用して発表して下さい.セッション開始前に,当該PCにファイルを入れて,動作確認までを済ませて下さい.
問い合わせ先:
土木学会・事務局研究事業課 佐々木
ssk"at"jsce.or.jp ("at"を@に変えて下さい)
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)