東日本大震災を受け、日本地震工学会、日本原子力学会、土木学会、日本機械学会、日本都市計画学会、日本建築学会、日本地震学会および地盤工学会の8学会は、この災害を後世に伝えるために28編の報告書を編纂を計画し、現在9編までが出版されています。
http://www.aij.or.jp/jpn/databox/2014/1409kankou/02.pdf
この一つの「原子力編」(幹事:日本地震工学会)が 2015 年 1 月に刊行されました。(約300ページ,全文カラー+DVD-ROM 付)
本報告書は政府事故調、国会事故調等、福島第一原子力発電所事故に関する各種報告書を踏まえ、またその後の情報も取り入れ、学会として俯瞰的な立場で分野横断的にとりまとめたものです。原子力施設にとどまらず、発電所周辺地域や施設の被害状況、耐震設計審査指針の歴史的経緯など地震工学的な視点も多く含む報告書となっています。
本報告書の出版を機会に、関連する編も含めた原子力関連合同報告会を、2月13日(金)に田町の建築会館にて開催いたします。原子力工学からまちづくりまで多岐にわたる事故の影響を概観できる機会ですので奮ってご参加ください(詳細は下記URL参照)。
http://www.jaee.gr.jp/jp/wp-content/uploads/2015/01/shousai.pdf