公益社団法人土木学会の東日本大震災フォローアップ委員会である地域防災計画特定テーマ委員会(委員長:目黒公郎 東京大学生産技術研究所教授)では、東日本大震災とその後の復旧・復興過程での反省と教訓、課題などを整理し、それらを踏まえた現行の地域防災計画の問題点や課題の整理・分析を行って、地域防災計画のあるべき姿とその運用法について検討を重ねてきました。
その成果として、防災対策を、発災前の「被害抑止」から発災後の「復興」までの7ステージに分類した総合的なマネジメントシステムの体系を明らかにするとともに、実行の主体を「公助」・「共助」・「自助」に対応する「個人・法人」・「個人・法人のグループやコミュニティ」・「国・都道府県・市町村」に分け、それぞれの立場で、上記7つの方策の内容を分類する「減災対策マトリクス」として表すことを提案しました。
この「減災対策マトリクス」を地方公共団体の関係職員をはじめとする多くの方々に、地域の特性に応じた減災対策を構築する際に参考していただくために、利活用の便を考え、典型的な対策や施策の事業例を掲載し、web形式で整理・構築した「減災対策マトリクス 公開ホームページ」をこのたび取りまとめました。
本マトリクスが、自然災害に対する「減災」の実現に向けて、関係諸機関に有効に活用されることを願い、ここに公開致します。
■減災対策マトリクス 公開ホームページ
http://www.jsce.or.jp/committee/2011quake/disasterpreventionplan/
■地域防災計画特定テーマ委員会 成果の概要
http://committees.jsce.or.jp/2011quake/system/files/gaiyou20130311.pdf
添付 | サイズ |
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地域防災計画特定テーマ委員会 成果の概要(PDF) | 2.39 MB |