近年,集中豪雨による災害が頻発している.過去3年間を振り返ると,平成30年7月上旬に発生した豪雨では広島県,岡山県,愛媛県などに甚大な被害をもたらし死者は200人を超えた.令和元年の8月には佐賀県~福岡県の広い範囲にかけ線状降水帯による集中豪雨が発生し,9月から10月にかけて台風15号と19号が相次いで関東地方に上陸,特に19号は記録的な大雨となり甚大な被害をもたらした.令和2年になっても豪雨による災害は続き,7月に熊本県を中心に九州や中部地方で集中豪雨による災害が,9月にも南西諸島や九州を中心に台風10号による暴風,大雨による災害が発生している.
これらの豪雨では河川氾濫や土砂くずれによって多くの方が被災されたが,構造物も河川橋梁が流されるなどの多くの被害がみられた.
今回の構造工学セミナーは,このような豪雨災害での構造物被害に着目し,その被害実態の把握と今後の対応について考える機会として,各機関の専門家にご講演いただくセミナーを企画しました.多くの皆様の参加をお待ちしております.
(参加お申込みhttp://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp)
1.主催:土木学会(構造工学委員会)
2.期日:2021年3 月5日(金)
3.会場:オンライン(Zoom大規模ミーティング)
4.定員:300名
5.参加費:会員2,000 円 非会員3,000 円 学生1,000 円
司会:坂井 康伸(清水建設株式会社)
13:00~13:10 開会挨拶 構造工学委員会委員長 勝地 弘(横浜国立大学)
13:10~13:40 令和2年7月球磨川水害の実態と課題について
熊本大学 教授 大本照憲
13:40~14:10 豪雨による球磨川周辺の橋梁被害
熊本大学 教授 松村政秀
14:10~14:20 休憩
14:20~14:50 豪雨災害と津波災害について
九州工業大学 名誉教授 幸左賢二
14:50~15:20 急速架設を実現するための緊急仮設橋の提案と取組み
(一社)日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所 小野秀一
15:20~15:40 豪雨による構造物被害のフリーディスカッション(聴講者からの質疑による)
15:40~15:50 閉会挨拶 構造工学委員会副委員長 岩城 一郎(日本大学)
CPDポイントについて:
本講習会は土木学会継続教育CPDプログラムに認定されています(2.4単位)
【WEB聴講者の方】
・CPD受講証明は,事前の参加申込者のうち,アンケート(100文字以上の簡易レポート)を提出していただき,受講していたことが確認できた方に発行いたします.講習会終了後,下記URLよりアンケートにご回答ください.
https://docs.google.com/forms/d/1KBiusSTJG2bCs-4gv5rpBrCtSAW_aJWa_ibrDlH...
・アンケートの回答期日は,2021年3月10日(水) 17:00までになります.回答期日を過ぎますと受付いたしませんので,ご注意願います.内容を確認し,提出期限日以降に順次受講証明証を発行いたします.多少お時間を頂く場合もございますのでご了承ください.
・参加申込いただいた方の代理で参加される場合は,事前に上記の問合先までご連絡ください.ご連絡いただいた方のみ受講証明書の発行を予定しております.
・土木学会CPDシステムをご利⽤の方は,参加者ご自身によるCPDシステムへの「自己登録」をお願いいたします.
・建設系CPD協議会加盟団体CPDシステムをご利用の方は,各団体のルールに沿って,CPD単位の申請をお願いいたします.申請の提出方法等は提出先団体に事前にご確認ください.土木学会で証明する単位が,各団体のルールにより認められないことがあります.土木学会では他団体の運営するCPD制度に関しては回答いたしかねます.
以上
添付 | サイズ |
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令和二年度構造工学セミナー企画_0201.pdf | 136.89 KB |
04_急速架設を実現するための緊急仮設橋の提案と取組み.pdf | 925.43 KB |
03_豪雨災害と津波災害について.pdf | 7.04 MB |
02_豪雨による球磨川周辺の橋梁被害.pdf | 11.01 MB |
01_令和2年7月球磨川水害の実態と課題について.pdf | 30.5 MB |