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カテゴリーⅡ:計画・マネジメント

カテゴリーⅡ:計画・マネジメント

 

査読評価に際しては、下記の点を重視します.

  • 計画・マネジメント事例の新規性と有用性が、他事例との比較など客観的かつ相対的な観点により論理的に明らかにされていること
  • 計画・マネジメントを取り巻く技術・制度等のさまざまな観点を包括した上で論が構成されていること
  • 計画・マネジメント経過の客観的な記録として認められること

これらを踏まえ、「土木学会論文集投稿の手引き」に示された評価の細目から、本分冊において重視する細目を枠内に再掲し、必要と思われる補足的解説を示します.

 

1)新規性【論文区分において特に重視する項目:下表参照】

計画・マネジメントの内容が、公知、既発表の事例や既知のことから容易に導き得るものではないこと.例えば、以下に示す細目に一つでも該当する場合は新規性があると評価されます.

○重視する評価細目

 

a) 主題、内容、手法に独創性がある.

b) 学界、社会に重要な問題を提起している.

e) 創意工夫に満ちた計画、設計、工事等について貴重な技術的検討、経験が提示されている.

f) 困難な研究・技術的検討をなしとげた貴重な成果が盛られている.

g) 時宜を得た主題について総合的に整理し、新しい知見と見解を提示している.

 

○評価細目の解説

  • e) 計画・マネジメントにおける貴重な成果とは、よい景観の保全や創出に資する新しい解決策や調整方法などを導き出すことです.その実現は、必ず困難を伴うものとなるでしょう.実現へのプロセスとともに成果の新しさについて、客観的に記述した原稿は、新規性があるものとして評価されます.
  • g)  カテゴリーⅡにおいて、時宜を得た主題とは、当該プロジェクトの制度、体制、計画をとりまくさまざまな具体的な条件と解釈します.これらを総合的に整理し、新しい知見と見解を提示する原稿は、新規性があるものとして評価されます.

 

2)有用性【論文・報告区分において特に重視する項目:下表参照】

内容が今後の計画・マネジメントに応用可能な何らかの有用な知見を含んでいること.例えば、以下に示す細目に一つでも該当する場合は有用性があると評価されます.

○重視する評価細目

 

a) 主題、内容が時宜を得て有用である、もしくは、有用な問題提起を行っている.

b) 研究・技術の成果の応用性、有用性、発展性が大きい.

c) 研究・技術の成果が有用な情報を与えている.

e) 研究・技術の成果は実務にとり入れられる価値を持っている.

f) 今後の実験、調査、計画、設計、工事等にとり入れる価値がある.

g) 問題の提起、試論またはそれに対する意見として有用である.

h) 実験、実測のデータで研究、工事等の参考として寄与する.

 

○評価細目の解説

  • c) 計画・マネジメントにおいて、その研究・技術の成果が有用であるためには、その成果にメッセージ性、思想性、創造性が認められる必要があると考えます.それらが盛り込まれた原稿は、有用性があると評価されます.
  • e) 研究・技術の成果を実務にとり入れられる価値があることを示すためには、それらが計画・マネジメントに適用され、かつその効果が検証されている必要があると考えます.適用および検証が示された原稿は、有用性があると評価されます.
  • f) 今後の計画などにとり入れる価値を示すためには、客観的かつ正確な情報が網羅的に提示されていなければなりません.記録性の高い原稿は、有用であると評価されます.

 

3) 完成度【論文区分において特に重視する項目:下表参照】

内容が読者に理解できるように簡潔、明瞭、かつ、平易に記述されていること.この場合、文章の表現に格調の高さ等は必要としませんが、次のような点についても留意して評価します.

○重視する評価細目

 

a) 全体の構成が適切である.

b) 目的と結果が明確である.

d) 文章表現は適切である.

e) 図・表はわかりやすく作られている.

f) 全体的に冗長になっていないか.

g) 図・表等の数が適切である.

○評価細目の解説

  • d) 景観・デザインにかかわる様々な立場の人々からの投稿が集う本分冊では、文章表現において、用語の概念や定義が明確で誤用が見られないことが必要であると考えます.これに該当する原稿は、完成度が高いと評価されます.
  • e) 計画・マネジメントの内容が図面・写真等によって明示されている場合は、読者の理解に大きく貢献するため、完成度が高いと評価されます.特にフィジカルプランを対象とする原稿は、精確な図面を示すようにして下さい.

 

4)信頼度【報告区分において特に重視する項目:下表参照】

内容に重大な誤りがなく、また読者から見て信用のおけるものであること.具体的には次のような点について留意して客観的に評価します.

○重視する評価細目

 

b) 従来からの技術や研究成果との比較や評価がなされ、適正な結論が導かれているか.

c) 実験や解析、あるいは、計画や設計などの条件が明確に記述されているか.

○評価細目の解説

  • b) 既存の計画・マネジメント事例、研究成果との比較や評価がなされ、当該事例が適正に位置づけられている原稿は、信頼度が高いと評価されます.
  • c)  計画・マネジメント条件の記述として、二つの点を重視します.一つは、その計画・マネジメントが前提とした条件が明示されていること.もう一つは、どのような主体が関わっているか明示されていること、つまり、可能な限り、その計画・マネジメントに携わった個人および組織等とその役割が明示されていることです.これら二点が明確な原稿は、信頼度が高いと評価されます.

 



 
論文
報告
ノート
カテゴリーⅡ
計画・マネジメント
実際に筆者が行った計画・マネジメントに内在する、創造的な部分に主眼を置いた原稿 実際に筆者が行った計画・マネジメントの実態を伝えることに主眼を置いた原稿 実際に筆者が行った計画・マネジメントについて、論文、報告としての体裁が整わなくても、新しい研究、技術成果を含む原稿
評価において重視する評価項目 新
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信
頼
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◎:特に重視
○:重視
△:配慮
◎ ◎ ◎ ○ △ ◎ ○ ◎ ○ ○ △ △

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