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技術評価 第11号-FILL WALL工法

支圧抵抗と摩擦抵抗を組み合わせた盛土補強土壁工法(FILL WALL工法)

 

*クリックするとPDFファイルが開けます。

 依頼者

  矢作建設工業株式会社

 

 有効期限

  2022.3.16から2027.3.15 の5年間

 

 評価履歴

  初回:2012年3月16日
  更新1回目:2017年3月16日
  更新2回目:2022年3月16日

 

概要

 

FILL WALL工法は、一組の補強材に支圧抵抗と摩擦抵抗を組み合わせた「新しい盛土補強土壁工法」です。

表面保護パネルと支圧抵抗を発揮する支圧プレート、および摩擦抵抗を発揮する摩擦プレートを剛性の高いロッド(タイバー)により連結し、盛土材と補強材との相互の拘束効果によって盛土全体の安定性を高める構造です。

支圧抵抗と摩擦抵抗を組み合わせることによって、補強材1本あたりが負担する引抜き抵抗力が増し、従来の盛土補強土壁工法と比較して補強材密度を小さくすることができるため、施工性と経済性に優れています。

 

FILL WALL工法 イメージ図

 

FILL WALL工法 部材構成図(背面図)

 
 技術評価概要_第11号 

 

 

技術の特長             

 ▷ 特許他情報はこちら     

FILL WALL工法は、盛土前面に設置した鉄筋コンクリート製の表面保護パネルと、盛土内に設置した補強板(支圧プレート、摩擦プレート)とを、剛性の高いタイバーで緊結し、表面保護パネルと補強板に挟まれた盛土材料の拘束効果によって安定を保つ構造となっています。

 

FILL WALL工法の一般構造図
※クリックすると画像が拡大します

 

  「FILL WALL 工法」の2つのメリット 

 

1. 機能面(支圧力&摩擦力)

支従来工法では、引抜き抵抗力は支圧力、または摩擦力のどちらか一方でしたが、当工法では支圧プレートによる支圧力、および摩擦プレートによる摩擦力の両方を組み込むことにより、高い引抜き抵抗力を実現しました。

また、摩擦プレートにより表面保護パネルの壁面初期変位抑制効果が確保できます。

 

2. 生産性(工期短縮&コスト低減)

従来工法では、補強材が表面保護パネル1枚につき複数本配置されていますが、当工法では表面保護パネル1枚に対して1本を標準としています。
つまり、当工法は補強材数を減少することにより工期短縮・コスト低減を実現しました。

 

 

  適用範囲 

※クリックすると画像が拡大します

 

 

実績

 

■ 2009年11月 ~ 2022年9月 の実績データ

 

〈件数〉国土交通省 16件
    地方自治体 36件
    民間      4件

 

〈用途〉道路盛土/造成地盛土/のり留め/両面盛土/多段積盛土/水辺(流水なし)

 

■ 施工事例 

ボックス横断

 

曲線形

水辺盛土(調整池)

 
 

■ 特許他情報

○ 国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS)
   登録番号:CB-090021-V 「公共工事等における新技術活用システム」
   掲載期間:2018年10月にNETIS掲載期間終了

○【特許第5119177】
   発明名称「盛土補強土壁用アンカー及び該アンカーを使用した盛土補強土壁構造」

○【特許第5290454】
   発明名称「盛土補強土壁用アンカー及び該アンカーを使用した盛土補強土壁構造」

 

 

関連情報

 
【ウェブサイト】
 
  FILL WALL 工法協会
 
 
【問合せ先】 
 

FILL WALL工法協会 事務局

矢作建設工業株式会社 土木事業本部 管理部内

〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵3-19-7

TEL:052-935-2666

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