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第2回木材地中利用シンポジウム~木材を使った軟弱地盤対策の設計方法~開催のお知らせ

投稿者:沼田 淳紀 投稿日時:金, 2025-11-21 10:56

第2回木材地中利用シンポジウム

~木材を使った軟弱地盤対策の設計方法~

 

我が国の資産と人口は,軟弱地盤に多くが集中しています.このような地盤では,構造物を構築すると,常時においても地震時においても沈下や傾斜などの被害が発生することが多いので,軟弱地盤対策が必要となるのが一般的です.一方,大気の二酸化炭素濃度は423 ppmを超え,猛暑日が多くなったり豪雨が増えたりと,気候変動は日に日に深刻さを増しています.両者ともに,喫緊の課題だと言えます.大気中から二酸化炭素を吸収しその炭素を固定している木材を大量かつ長期間使い,炭素貯蔵を続けることは,気候変動緩和策に繋がります.軟弱地盤対策への木材利用は,防災対策が推進されるのみならず,長期間に渡る炭素貯蔵による二酸化炭素濃度低減にも貢献できるものの,まだまだこの工法は十分に知られていないのが現状です.

そこで,本シンポジウムは,地中での木材利用による炭素貯蔵効果の吸収源へ参入の取り組みの現状,および,既に構築されている木材を使った軟弱地盤対策の設計法をテーマにしました.奮って御参加くださいますようにお願い申し上げます.

 

主催:  (公社)土木学会 木材工学委員会 地中使用木材の耐久性と利用実態の分析評価研究小委員会

(公財)国際緑化推進センター

(一社)日本木材地中活用推進協会

後援: (一社)日本森林学会,(一社)日本木材学会,(一社)日本建築学会(予定),(公社)地盤工学会,(一社)地盤品質判定士会,(一社)GLOSS研究会,(一社)地域国土強靭化研究所(予定),土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会,木材利用システム研究会(予定)

 

日時:2026年1月27日(火)13:00~16:00

場所:土木学会講堂(WEB併用)

参加費:無料

定員:70名(現地参加),500名(WEB参加)

申し込み方法:以下の,土木学会ホームページの「本部主催の行事申込」よりお申し込みください.

 https://www.jsce.or.jp/events  

 

司会 溝渕木綿子((一社)日本木材地中活用推進協会事務局長)

13:00~13:10 主催者挨拶 沢田治雄((公財)国際緑化推進センター理事長)

 

1.木材地中利用の政策と現状(タイトルは仮)

13:10~13:30 木材利用による炭素貯蔵効果の評価に係る動向

中村誠(林野庁木材産業課課長補佐)

13:30~13:50 気候変動枠組み条約の下での伐採木材製品(HWP)への杭丸太の算入方法の試案 

高原繁((公財)国際緑化推進センター 専務理事/(一社)日本木材地中活用推進協会会長)

13:50~14:20 木材地中利用の価値,利用量および国内における木材を使った軟弱地盤対策の設計法の現状

沼田淳紀((一社)日本木材地中活用推進協会代表理事/ソイルウッド代表)

 

14:20~14:40 休憩

 

2.木材を使った軟弱地盤対策の設計方法(タイトルは仮)

14:40~15:15 粘性土地盤を対象とした軟弱地盤対策の設計方法-QPパイル工法を例に-

森山俊祐((株)九州パイリング課長)

15:15~15:50 砂質地盤を対象とした液状化対策の設計方法-LP-LiC工法を例に-

村田拓海(飛島建設(株) 副主任)

 

3.総括と閉会挨拶

15:50~16:00 原忠(地中使用木材の耐久性と利用実態の分析評価研究小委員会委員長/高知大学教授)

※本シンポジウムは,林野庁補助事業「令和6年度補正「CLT等木質建築部材技術開発・普及事業」軟弱地盤対策等としての地中利用木材の温室効果ガスインベントリ報告のための算定方法の開発」により実施しています.

 

シンポジウムの申込に関する問い合わせ先:土木学会 事務局 研究事業課 佐々木

TEL 03-3355-3559,E-mail research@jsce.or.jp

 

CPD:土木学会CPD認定プログラム(2.5単位),森林分野CPD認定プログラム(2.7単位)

 

交流会:シンポジウム終了後(16:10~17:20)に同じ場所で交流会(ノンアルコールも御用意いたします.会費2,000円程度,領収書が必要な方は,当日お申し出ください.)を開催します.こちらの方も振るって御参加ください.

交流会に関する問い合わせ先:  日本木材地中活用推進協会 事務局 溝渕

TEL 070-5469-0902,E-mail daihyo@mokuchikyo.or.jp

(c)Japan Society of Civil Engineers