第7回 CICHE-JSCE Joint Workshop 2025 in Taiwan
2025年11月20日-22日に行われた第7回 CICHE-JSCE Joint Workshop 2025 in Taiwanの活動報告となります。
本年も日本、台湾の両国よりたくさんの学生や講師にご参加いただき、とても有意義な3日間となりました。
来年は日本での開催予定となりますので、皆様のご参加をお待ちしております!
【参加者】
日本→学生:13名 講師:3名(京都大学、東洋大学、東京都市大学、東京理科大学、鳥取大学)
台湾→学生:12名 講師:4名(國立臺北技科大学、國立臺灣大學、淡江大学)
【タイムテーブル】
| 10月20日 |
台北松山空港到着
淡江大橋願景館 視察
夕食@富基采儷婚宴會館
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| 10月21日 |
ワークショップ、風工程研究中心(Wind Engineering Research Center) 視察@淡江大学
キャンパスツアー、ワークショップ@國立臺北技科大学
CICHE年次大会参加、夕食@Great Skyview Hotel
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| 10月22日 |
グループプレゼンテーション@國立臺北技科大学
台北松山空港出発
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【参加者による感想】
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今回のジョイントセミナーでは,事前にオンラインセミナーを行い,橋梁建設プロジェクトや実験・研究設備の見学,
学生がなじみやすい工作などから入り,その後はグループでプレゼン発表の準備をするという,
非常によく準備されたプログラムでした.短期間で,日本と台湾の学生の交流も深まり,参加した学生にとってはまたとない機会になったと思います.
台湾側の学生が積極的にサポートをしていたことも印象的でした.
また,教員にとっても,先方の様々な先生方との交流を持て,今後の研究活動にも活かせる機会となりました.
引き続き,このような交流を深める機会を持てることは,教員にとっても,学生にとっても非常に有用だと思いますので,継続的な取り組みに期待しています.
(H・M先生)
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I would like to express my deep appreciation to the organizers and supporters of the CICHE-JSCE joint-workshop. Thanks to their great efforts, we were able to enjoy a wonderful workshop that provided future-leading lectures, valuable field and laboratory visits, international networking, culture experiences, and brainstorming sessions. I was also glad to have the chance to see many good friends in Taiwan and make new friends from both sides. I believe this event is highly meaningful and hope it can be held continuously.
Here are my personal impressions of the workshop.
One site we visited was the Tamkang Bridge (淡江大橋). No matter how many times I have visited this bridge, I am always impressed and moved by its architectural design and engineering technology. I believe this great structure will always symbolize the greatness of civil engineering, far beyond what its numerous awards can describe.
Other sites included the wind tunnels at Tamkang University and the wind environment measurement and energy harvesting devices at Taipei Tech. I was impressed by their high-tech devices that support cutting-edge research, and hope these visits will trigger future collaborations to contribute to a better built environment.
I am amazed by the learning and creative abilities of the next-generation students. The students were given three online lectures beforehand and assigned a theme on site. Although they were allowed very limited time to work on the team projects (often outside their current majors), their final presentations showcased their quick digestion of new knowledge, creativity, high-level presentation skills, and AI-tool proficiency. I am also glad to see them build their international networks in a new generation’s way: being smartphone-native and SNS-centered.
(K・C先生)
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<原文(中国語)>
這次我參加了研習營,我學到了淡江大橋和城市的風。
最後一天,我們做了小組發表。發表的時候我很緊張,但我和夥伴一起加油完成了。
這次研習營對我很有幫助。
我也交到了台灣人新朋友,很高興。
三天的活動,謝謝大家!
<翻訳文(日本語)>
今回のワークショップに参加して、淡江大橋と都市の風について学びました。
最後の日にグループ発表をしました。発表のときは緊張しましたが、仲間と一緒に最後までやり遂げました。
今回のワークショップは私にとって、とてもすばらしい時間でした。
そして、新しい台湾人の友達もできて、とてもうれしかったです。
3日間ありがとうございました。
(A・Kさん)
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この度は、日台ジョイントセミナーという貴重な機会を設けていただき、誠にありがとうございました。
今回のワークショップを通して、自分の専攻である橋梁・風工学に関する知見を一層深めることができました。
特に、淡江大学の風洞実験設備の見学では、普段京都大学で使用している設備とは異なる点が多く、非常に興味深い学びとなりました。
また、台湾の学生とのグループ活動を通じて活発な意見交換ができ、新たな友人ができたことも大きな喜びとなりました。
文化や考え方の違いに触れたことで視野が広がり、今回の経験は今後の研究、そして人生においても確かな糧になると感じています。
改めまして、手厚いサポートを頂き、このような貴重な経験をさせていただいたことに心より御礼申し上げます。
(K・Oさん)
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淡江大橋パビリオンや淡江大学の風洞実験室、国立台北科技大学を見学させてもらい、現地の学生と交流しグループワークができたことは人生の財産となりました。
淡江大橋のパビリオンでは淡水と八里を結ぶ巨大斜張橋、淡江大橋の構造や設計思想に加え淡水河流域の文化についても学ぶことができました。
淡江大学では4基の風洞設備を見学し、そのうちの1基では実際に中へ入り、台風並みの強風を体験させていただきました。
国立台北科技大学では風環境についての測定機器の説明やキャンパス内のツアーをしていただきました。
グループワークにおいては、国立台北科技大学の都市空間を考えるというテーマで現地の学生と議論し合い、非常に素晴らしい発表を考えることができました。
自由時間の合間を縫って、グループの現地学生の方々に地元の食事処や台北101に連れて行ってもらいました。
これほど充実した経験をさせていただき、学会や先生方、現地の先生や学生の皆様には感謝してもしきれないほどです。
本当にありがとうございました。
(W・Mさん)
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学部3年として参加した今回のワークショップは、自分にとってとても有意義な体験でした。
海外の学生と同じ課題に向き合い、英語で意見を交わす中で、理解の浅さや伝える力の弱さを痛感しましたが、
一方で、自分に今足りないものが明確になったように感じました。
また、現地の学生が議論に臆せず積極的に発言している姿に強く刺激を受け、自分ももっと主体的に学びたいという思いが生まれました。
キャンパス訪問や交流を通じて、土木を学ぶ仲間の存在をより身近に感じられ、これからの勉強へのモチベーションが大きく高まりました。
今回得た気づきや刺激を、今後の大学生活に生かしていきたいです。
(K・Oさん)

淡江大学の学長、先生方と意見交換を行い、記念写真を撮影しました。大変有意義な交流の機会となりました。

淡江大学キャンパス前で、日台の先生・学生による集合写真を撮影。

今回のワークショップの講師の方々と、國立臺北技科大学の学長とで撮影。

最終日には先生方、学生共にかなり打ち解けた様子でした。

CICHE(中國土木水利工程學會)年次大会での署名パネルに日本を代表して名前を残してきました。