本小委員会は流量観測高度化小委員会という名称から2020/11/4に河川観測高度化研究小委員会に名称変更しました.
流量観測高度化については,産官学が一体となり継続的に取り組んできており,また,従来の浮子観測の実施が困難になりつつあるという深刻な状況もあり,社会実装と継続的な高度化が希求されており,引き続き小委員会の重要テーマと位置づけています.
それに加え,ドローンやセンサー分野などでの技術革新は,水文観測のあり方を転換する重要なコンポーネントですが,どのように技術を応用するかの探索,実証研究,実用化などを着実に進める必要があり,流量観測にかかわらず,水文観測・河川観測の手法の高度化をはかる物理・化学的な計測技術の高度化・普及にも取り組んでいきたいと考え,名称変更を実施いたしました.
このような(1) 従来からの継続的な流量観測の高度化という流れを持続させ,また(2) 新たな技術の展開の模索を促進し,これを(3) 社会実装につなげるドライビングフォースとなることが本小委員会の役割と考えます.