●委員会名:「AI・IoT技術の地震工学への有効活用検討小委員会」
委員長:関東学院大学 北原武嗣
●活動期間:2018年8月~2021年7月
●設立目的:近年,深層学習や機械学習などビッグデータを活用したAI技術の普及や実用化が進んでいる.またインターネットを介したデータの遠隔計測・制御などIoT技術の進展もめざましい.こうした手法が実現するデータ収集・分析の技術水準は,様々な分野において従来のタスク処理性能を飛躍的に向上させてきている.地震工学分野においても,これらの技術の活用による新たな知見の創出や問題解決への期待が大きく,研究も開始されている状況にある.そこで,本委員会では近年のAI技術・IoT技術に関して,その手法や応用事例の観点から整理・把握し,それらが地震工学のどのような課題に大きな進展をもたらすか将来像について議論を深めたい.若手技術者・研究者の次なる研究シーズ発掘にも繋がることを期待する.
●実施内容:AI技術・IoT技術の適用に関して,近年の技術動向に関するレビューと地震工学分野における活用事例に関する情報共有を図る.活用事例については以下に挙げるような項目が例として考えられる.こうした研究に関する情報共有を行ったうえで,地震工学上の諸問題への適用イメージを具体化し,次年度以降の具体的な活動方針を明確化する.
【活用事例の項目】
・近年の機械学習技術・センシング技術のレビュー
・他分野におけるAI技術・IoT技術の応用事例の整理
・人工衛星画像や深層学習を用いた地震被害推定
・UAVと画像処理技術を用いた地震被害調査
・構造・地盤・地震情報や気象データなどビッグデータを活用した地震被害予測
・実験データと深層学習を用いた構成則による時刻歴応答解析
・被害情報の自動分類による地震被害対応の補助
・機械学習手法を用いた地震リスク評価の高度化
●応募条件:小委員会の目的をご理解いただき,活発な活動をしていただける方を募集します.なお,構造工学委員会において同様の趣旨で「構造工学でのAI活用に関する研究小委員会(委員公募HP
http://committees.jsce.or.jp/struct/node/21)」が設立される予定です.委員会開始当初は,積極的に両委員会にて意見交換・勉強会など合同開催も検討しております.柔軟な連携を持って両委員会運営を計る予定ですので,両委員会の兼任も歓迎します.
●応募方法:参加を希望される方は、
①氏名
②年齢
③所属
④連絡先住所
⑤電話番号
⑥E-mailアドレス
を明記の上、メールの件名を「AI・IoT技術の地震工学への有効活用検討小委員会」とし、次の応募先までE-mailをお送り下さい. 折り返しご連絡を差し上げます.
●応募締切:2018年7月27日(金)
●備考:8月下旬に第1回小委員会を実施予定
●応募先・その他問合せ先:
山梨大学 宮本崇
TEL: 055-220-8524、E-mail: tmiyamoto_at_yamanashi.ac.jp
(_at_は@に変えてご送信ください)